人と自然の共存がテーマ! 「やまなし内藤農園」のジュエリーピーチ生産者の思いとは

<p>(画像は、「やまなし内藤農園」のジュエリーピーチ)</p> <p>&nbsp;</p> <p>ここ、山梨県山梨市は、周囲を山に囲まれた盆地の底の場所。</p> <p>気候的にも、日本一長い日照量や昼夜の激しい寒暖差などで果物が甘くなる条件がそろっている事から、古くからフルーツ栽培が盛んな土地です。特に、桃・葡萄・スモモは日本一の出荷量を誇り、初夏から秋にかけてのフルーツ狩りが山梨市観光のハイライトと言っても過言ではありません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>そんな山梨市には、&rdquo;ジュエリーピーチ&rdquo; と命名されている桃があります。宝石の名を冠するその桃は、創業1968年の「やまなし内藤農園」で生産されている完熟桃の総称。おいしい桃を作る為に50年にわたって培ったノウハウを用いて、宝石を少しずつ磨くように生産されていることから名づけられたそうです。</p> <p>&nbsp;</p> <p><img class="alignnone size-medium wp-image-5846" src="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_02-640x480.jpg" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" srcset="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_02-640x480.jpg 640w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_02-768x576.jpg 768w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_02.jpg 1000w" alt="" width="640" height="480" /></p> <p>▲これまでの桃の概念をくつがえす色味と歯ごたえ</p> <p>&nbsp;</p> <p>ジュエリーピーチをいただいた私は、甘さだけではなく鮮やかな皮の赤さに驚きました。</p> <p>また、完熟桃はやわらかいものと思っていたところ、思いもよらない力強い歯ごたえが。際立った特徴があるジュエリーピーチは、生産者さんがどのようなノウハウを用いて、どんな思いで作られているのでしょうか?</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <h1><strong>自然と農業の良いバランスを保って、うまく共存していきたい</strong></h1> <p>内藤佳奈子さんは「やまなし内藤農園」の2代目。2011年に旦那様の裕一さんと共に、</p> <p>農園を継承されました。外資系の証券マンだったという内藤さんは、キャリアウーマンとしての顔の他に、玄米食の本を執筆されるなど、精力的に活動されていたそうです。内藤さんが農業に転身したきっかけは何だったのでしょうか?</p> <p>&nbsp;</p> <p><img class="alignnone size-medium wp-image-5847" src="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_03-640x480.jpg" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" srcset="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_03-640x480.jpg 640w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_03-768x576.jpg 768w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_03.jpg 1000w" alt="" width="640" height="480" /></p> <p>▲「やまなし内藤農園」の2代目、内藤佳奈子さん</p> <p>&nbsp;</p> <p>「仕事のしすぎで体を壊してしまったのがきっかけです。健康のために体によいものを食べるだけではなく、食べ物を作る事に興味を持ち、自分で野菜を作るようになりました。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>その時に内藤さんに生まれたのは「自然の中で人と自然が共存して生きる」というテーマ。そのテーマは、ジュエリーピーチの生産にどのように活かされているのでしょうか?</p> <p>&nbsp;</p> <p>「桃の木は結局のところ自然の条件の元で育っているので、人の都合や思い込みだけではおいしい桃は収穫できません。そこで、桃の木にとってできるだけベストなタイミングに応じて作業をし、桃の木をサポートする気持ちで栽培しています。」</p> <p>&nbsp;</p> <p><img class="alignnone size-medium wp-image-5848" src="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_04-640x480.jpg" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" srcset="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_04-640x480.jpg 640w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_04-768x576.jpg 768w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_04.jpg 1000w" alt="" width="640" height="480" /></p> <p>▲濃い緑の中、赤い桃の実が映えます</p> <p>&nbsp;</p> <p>「具体的に特別なことをしているわけではありませんが、土づくりや農薬には気を使います。例えば、畑に除草剤をまいて下草が全くない状態で、桃の木が一本生えているのは自然な状態とは言い難い。下草があるからこそ、地面の表面が乾きすぎず、土の中に他の生き物がいる事で生態系のバランスが取れて安定するんです。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>生態系にも留意しているということは、農薬の使用を抑えているのか、それによって虫がたくさんついて食べられてしまうのでは? と質問したところ、こんな言葉が返ってきました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「農薬についてはとても考えるところでもあります。個人的には無農薬でいきたいところですが、残念ながら果樹の場合は難しいです。理由は、農家である以上、ある程度の生産量や品質の安定が必要となるためです。品質を保ちつつ自然環境にダメージを与えない形が一番いいのですが&hellip;&hellip;。現在は山梨県の現行栽培(通常栽培)より30%農薬を減らした栽培をしています。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>このような取り組みから、「やまなし内藤農園」は、親子二代で ※エコファーマーの認定を受けています。目先の利益に捕らわれる事なく、自然環境に配慮をしつつ農業を続けていく。その考え方はまさに「自然と産業の良いバランスを保って、うまく共存していきたい。」と、仰っている内藤さんの取り組みそのものです。</p> <p>&nbsp;</p> <p>※エコファーマーとは、自然環境に悪影響を与える農薬や化学肥料を減らしていき、安全な農業を続けていけると認定された農園に付与される称号のこと。</p> <p>&nbsp;</p> <p><img class="alignnone size-medium wp-image-5849" src="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_05-640x480.jpg" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" srcset="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_05-640x480.jpg 640w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_05-768x576.jpg 768w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_05.jpg 1000w" alt="" width="640" height="480" /></p> <p>▲ジュエリーピーチを一口かじると、力強さと歯ごたえと甘さが拡がります</p> <p>&nbsp;</p> <p>また、「やまなし内藤農園」で品質を上げるために実践しているのが、何回かに分けて手作業で桃の実を選別していく、「摘果(てきか)」という作業です。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「一本の桃の木には約25,000個の花が咲き、実になります。それを将来的に実同士がぶつかったり、日が当たらない桃ができないように、段階的に桃を摘み取っていきます。最終的には一本の木に500個程度を残したものをさらに収穫後選別をし、ジュエリーピーチとなります。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <h1><strong>ジュエリーピーチを作っている現場にカフェを作り、生産者の思いを伝える</strong></h1> <p><img class="alignnone size-medium wp-image-5850" src="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_06-640x480.jpg" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" srcset="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_06-640x480.jpg 640w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_06-768x576.jpg 768w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_06.jpg 1000w" alt="" width="640" height="480" /></p> <p>▲「GREEN TABLE CAFE」は7月~9月末まで営業しています</p> <p>&nbsp;</p> <p>そのようにして生産されたジュエリーピーチを気軽に楽しめるよう、内藤さんご夫妻は</p> <p>&rdquo;GREEN TABLE CAFE&rdquo;</p> <p>というカフェを、桃畑の中で期間限定で運営されています。</p> <p>コンセプトは、 &ldquo;自然のなかで人と自然が共存して生きる場所&rdquo; だそう。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「カフェは食事を提供するだけではなく、私たちがどんな風に桃を生産しているのか、お客さんと対面で思いを伝える場でもあります。商品であるジュエリーピーチのストーリーを知ってもらい、興味を持って貰いたいので、飲食店というよりはアンテナカフェのような形態ですね。」</p> <p>&nbsp;</p> <p><img class="alignnone size-medium wp-image-5851" src="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_07-640x480.jpg" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" srcset="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_07-640x480.jpg 640w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_07-768x576.jpg 768w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_07.jpg 1000w" alt="" width="640" height="480" /></p> <p>▲「完熟桃とゴルゴンゾーラのピザ」</p> <p>&nbsp;</p> <p>そして、GREEN TABLE CAFEの看板メニューとなっているのが「完熟桃とゴルゴンゾーラのピザ」。こちらはカフェを訪れたお客さんのほとんどが注文するそう。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「桃ってどうしても値段が高いのでなかなかご家庭では冒険ができないですよね。桃はデザートで食べることがほとんどなので、そうではない食べ方を提供したかったんです。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>さらに内藤さんに、生産者ならではのおすすめの食べ方を教えていただきました。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「甘い桃は塩気のあるものと組み合わせるのがおすすめです。ゴルゴンゾーラチーズや熟成生ハムと一緒に食べると、より甘さが際立ちますよ。一口大にカットしてサラダに入れ、シーザードレッシングで食べるのもおいしいです。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>焼きたてのピザをいただくと、チーズの塩分とコクが桃の甘味を引き立てます。また火を通しても、桃のざっくりとした歯ごたえが楽しめます。ピザが冷えてしまっても、逆に桃の甘さが凝縮されるようで、桃本来のポテンシャルの高さを感じられました。</p> <p>&nbsp;</p> <p><a href="http://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/recipe/5777/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">完熟桃とゴルゴンゾーラのピザのレシピはこちら</a></p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <h1><strong>自然から離れているので、本来の在り方である自然界のサイクルに戻りたい</strong></h1> <p><img class="alignnone size-medium wp-image-5852" src="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_08-640x480.jpg" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" srcset="https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_08-640x480.jpg 640w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_08-768x576.jpg 768w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_08-1024x768.jpg 1024w, https://www.mainichigrillbu.com/ouchigohan/wp-content/uploads/2018/11/peach_08.jpg 1280w" alt="" width="640" height="480" /></p> <p>▲ジュエリーピーチの最盛期には食べ放題もやっているそう</p> <p>&nbsp;</p> <p>内藤さんの一連のお話を伺っていると、 &rdquo;自然回帰&rdquo; という言葉が頭に浮かんできます。</p> <p>&nbsp;</p> <p>「そうですね、どこかで自然回帰したいと願っているのかもしれません。現代人は便利になりすぎて自然から離れた存在になっているので、本来の在り方である自然界のサイクルに戻りたいのかもしれません。農園の木と一緒で、人も自然と共にいる方が生き物として強くいられる気がします。」</p> <p>&nbsp;</p> <p>現代ではスーパーに行けば、季節を問わずいろんな食材が手に入ります。</p> <p>&nbsp;</p> <p>それは果たして自然な事なのか? 人と自然がうまく共存できる形とは何か?</p> <p>&nbsp;</p> <p>ジュエリーピーチをきっかけに、そんなことを考えさせられました。</p> <p>やまなし内藤農園の取り組みは、人と自然が共存できている良い例なのかもしれません。</p> <p>&nbsp;</p> <p>&nbsp;</p> <p>やまなし内藤農園URL:<a href="http://www.naitofarm.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.naitofarm.com/</a></p>

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