二十四節気に合わせて心と体を整える“清明” | おうちごはんラボ

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二十四節気に合わせて心と体を整える“清明”

オフィシャルメンバー滝野香織さん

二十四節気(にじゅうしせっき)を意識しながら、自分の内側に耳を傾け、自然の流れに沿った食事を通して、健やかで彩り豊かな毎日をおくる。第23回は「清明(せいめい)」です。

 

清明とは4月5日~4月19日頃、すべてのものが清らかで明るい光が降り注ぐ時期。今回は「肝木(かんぼく)」について紹介したいと思います。

 

五行では「春」の臓器は「肝」。西洋医学のように直接的な肝臓を示すわけではないため意味合いが異なります。肝は全身の気や血の流れや血量を調節します。身体に関連する不調は、頭痛・肩こり・眼精疲労・だるさ・イライラ・食欲不振などがあります。また、病気が現れやすい部位が分類される五官(ごかん)では、春は「目」になります。眼精疲労・ドライアイ・充血などの症状があるときは肝が弱っている可能性が高いので肝の養生をするサインになるというわけです。さらに五主(ごしゅ)において春は筋を示します。筋肉のけいれんやこむら返りは肝に不調があるサインですので肝の栄養を補いましょう。涙が出やすくなる、爪がもろくなる、これらも肝の不調を現す特徴です。

春のカゼは、春の外気(=風)による邪(じゃ)によるもので、「風邪」と示されます。顔面など上部に出る症状が主で、急速に発病するのが特徴です。例えば頭痛、鼻づまり、喉の痛み、まぶたのむくみ、めまいなどが挙げられます。ちなみに夏のカゼは熱によるもので熱邪、土用は湿邪、秋は乾燥による燥邪、冬は寒さによる寒邪といわれそれぞれに特徴があり、対処法も異なります。

 

肝木の色は青(緑)。肝が変調したとき、肌に現れる色と言われています。薬膳では取り入れたい食材の色を示します。血液の質や流れに関係した不調に効果がある食材はレバー、小松菜、ほうれん草、にら、せり、ねぎ、キャベツ、水菜、ブルーベリーなどです。

 

味覚も5種類に分かれ、五味は不調があるときに好む味とされています。

 

肝→酸味

心→苦味

脾→甘味

肺→辛味

腎→しおから味

 

これを知っておくと自分が欲する味によって体の不調が分かります。食事に意味を持たせることができますので意識してみてください。春は肝ですので「酸味」。筋肉を引き締めたり汗や尿などが出過ぎるのを防ぐ作用が期待できます。

 

「イライラ」「ストレス」「風邪」「目」など春の不調サインを感じたら、肝の養生をしましょう。薬に頼るよりも食事で気を付ける方が安心安全です。旬の食材に加えて肝の養生の食材を積極的に取り入れてみてくださいね。

 

 

参考「二十四節気に合わせ心と体を整える」村上百代

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