二十四節気に合わせて心と体を整える“小暑” | おうちごはんラボ

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二十四節気に合わせて心と体を整える“小暑”

オフィシャルメンバー滝野香織さん

二十四節気(にじゅうしせっき)を意識しながら、自分の内側に耳を傾け、自然の流れに食事を通して、健やかで彩り豊かな毎日をおくる。第29回は「小暑(しょうしょ)」です。

 

小暑とは7月7日~7月22日頃、梅雨が明けだんだんと暑さが本格的になる季節です。中医学では、夏を迎え気温・湿度が上昇してくると「心(しん)」に負担がかかると考えられており、心は直接臓器の心臓を指し示すだけではなく、人体の働きや機能も含めた考え方になります。つまり循環器系に関係する臓器と機能だけではなく、精神・意識・思考も心の動きと捉えるのです。

 

そして汗をかくことが多い夏は血液の濃度が高くなり、ドロドロ血液を全身に運搬するために、心はフル回転しなければなりません。「夏=心に負担がかかる」という理由もこれが理由です。夏がもたらす心の熱さを抑えるために、この時期からは寒涼性の食材の食べ物を摂るようにしましょう。特におすすめしたいのが夏野菜と言われる食材です。旬の食材を、旬の時期に摂ることは理に適っていますね。

 

春から小暑まで旬を迎えているあさりも寒性の食材です。体にこもった熱を冷まし、めまいや不眠、多汗、口の渇きの改善を期待できます。利尿作用があることから、水分代謝を良くし、梅雨時期に湿気を体に含んでしまいむくんでいる今時期に適している食材と言えるでしょう。豊富なタウリンを含むので肝臓での解毒作用を助けると同時に、ストレスを和らげ、精神を安定させる点から上記にもあるように心のケアにも繋がりますので積極的に料理に加えてみてください。

 

また、あさりは肝の働きを補うので目の疲れも癒してくれます。肝と目は関係が深く、肝の疲れは目に現れます。あさりに含まれている鉄分は吸収率が悪い植物性の鉄分となりますので、効率良く吸収率を上げるために動物性たんぱく質とビタミンCを一緒に摂るようにしましょう。寒涼性の食材は、にんにくやネギ、少量の唐辛子など体を温める「温熱性)の食材と合わせてバランスをとると身体にも良い影響を与えてくれます。すっかりお馴染みになった韓国料理「純豆腐(スンドゥブチゲ)」は、たっぷりのあさりとにんにく、唐辛子、動物性たんぱく質の豚肉と卵が入っていますので、まさに理想のお料理です。冷たい飲み物ばかりを飲んでしまうこの季節、冷えた胃も温まりそうですね。

 

夏の始まりからたくさん汗をかいておくと、夏バテしにくいとも言われていますので、汗をかきながらチゲを食べるのはいかがでしょうか。

 

純豆腐チゲのレシピはこちら

 

 

参考 「二十四節気に合わせ心と体を美しく整える」 村上百代

「からだに効く和の薬膳便利帳」武 鈴子

 

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