二十四節気に合わせて心と体を整える“寒露” | おうちごはんラボ

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二十四節気に合わせて心と体を整える“寒露”

オフィシャルメンバー滝野香織さん

二十四節気(にじゅうしせっき)を意識しながら、自分の内側に耳を傾け、自然の流れに沿った食事を通して、健やかで彩り豊かな毎日をおくる。第35回は「寒露(かんろ)」です。

 

10月8日~10月22日頃を指す寒露の時期は、「天高く馬肥える秋」食欲の秋の到来であり、体を動かすのも心地よい気候になります。今回は夏に加えて2回目の旬を迎えるイチジクについて紹介したいと思います。

 

イチジクは夏の終わりから出始めます。収穫時期は夏と秋ですが、秋果の方が美味しいとされています。全国で出回っている果実として知られているものの、実が柔らかく傷みやすいので産地近くの方がたくさん食べられているように思います。

 

美味しいイチジクの選び方は、「皮に張りがあって甘い香りのするもの」「ヘタに白い液がついているもの」。これらの特徴を持つイチジクが新鮮で美味しいといわれています。ちなみに、おしりの部分が今にも割れそうなものや、割れてきているものは完熟です。反対に、まだ青みがあり硬く締まっているものは未熟なので食べないようにしましょう。イチジクが樹上で完熟すると、おしりがパックリと割れて、まるでモンスターが襲いかかってくるような顔に見えます。

 

昔から不老長寿の食べ物として知られているイチジクは、旧約聖書のアダムとイヴの腰を覆っているもの(イチジクの葉)であり、実の薬効も聖書に記載されています。このように古来より注目されてきたイチジクですが、中医学の世界では解毒作用が高く、痔やイボ、のどの痛みなど、腫れ物に効果があるとされます。また、胃腸を整えて便通を良くする働きがあるのも特徴です。さらに老化の原因になる活性酸素を除去するポリフェノールが含まれ、女性ホルモンの調整にも効果があるとされ、女性特有の不調にも効くと言われています。酵素の働きを最も吸収できるのは空腹時なので、朝1番に頂くのがオススメです。また、「フィシン」というたんぱく質分解酵素が含まれるので、ステーキや焼き肉などのがっつり肉を食べた後にイチジクをデザートに食べると、消化を促進してくれるので、胃もたれを回避できます。

 

イチジクはしょっぱいものとの相性が良いので、デザートとしてだけでなく、前菜やサラダや肉料理にも使います。簡単なところでは、生ハムで巻くだけでオシャレで美味しい前菜になりますよ。サラダに使う場合は、良質なオイルとレモン汁、塩・コショウだけのシンプルなドレッシングで充分美味しく頂けます。ルッコラなどクセが強く苦味のある葉物との相性がとても良いので、スーパーで買えるミックスリーフが手軽でよいと思います。残り少ない旬のイチジクを楽しみましょう。

 

イチジクを使ったレシピはこちら

 

 

参考 「二十四節気に合わせ心と体を美しく整える」 村上百代

「からだに効く和の薬膳便利帳」武 鈴子

「ニュース豆知識・基礎知識」WEB

「macaroni」WEB

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