日々取り入れることで病気に負けない体をつくるワークショップ

中医学の観点から自分の体質に合った食材を知り、日々取り入れることで病気に負けない体をつくるワークショップを7月30日(日)に開催しました。
管理栄養士の滝野香織さん、中医学の資格をお持ちの緒形なおみさんを講師に招き、体質別におすすめの食材を使ったレシピ7品をご紹介しました。

ワークショップは、緒形さんによる中医学の説明からスタート。

まずは、配られたチェックシートに直感で答えます。当てはまる項目が一番多いところが自分のタイプとなります。

次に、緒形さんによる中医学の基本的な考え方の説明がありました。
「人間の体はただの部品の集まりではなく、自然の一部であり自然界と同じ有機体である。体の悪い箇所をみるのではなく、そこに関係の深いほかの部分がどうなっているかも知り、未病のうちに対処し、病の要因を作らないことが大事です」と緒形さん。
大切なのは“自然界の力を借り、体に備わる自然な力で不調の改善や予防を図る”ことだそうです。

今回の体質チェックは、自然界を大きく5種類に分類し相互関係を考える理論(五行説)に、人間の体のシステムを当てはめて5つに分けます。
「肝(かん)」、「心(しん)」、「脾(ひ)」、「肺(はい)」、「腎(じん)」という名に分けられ、チェックシートをもとに自分のタイプを理解します。

おそらく参加者の人の大半が始めて触れる “中医学”という分野。会場では皆さん真剣に話を聞いて、メモを取る場面が多くありました。「説明が多くなりましたが、あまり深く考えず、自分に体質に合った食材ってあるんだって知って貰えれるだけOKです」と緒形さんは笑顔で話されていました。

自分の体質を知ったあとは、体質別レシピの紹介です。
料理には、ノーリツのマルチグリルを用いて作られ、参加者が体験する場面もありました。

体験が終わったあとは、試食タイム!
当日は以下の7品を用意しました。

老廃物の代謝が悪良くなりがちな腎タイプの人は、腎臓をケアする「黒いごぼうサラダ」。

ストレスが胃痛や下痢に表れやすい脾タイプの人は、「さつまいもと南瓜とナッツのデリ風サラダ」。

神経質になりやすい、貧血気味の肝タイプには、「鶏レバーのマリネ」。

子供のころ喘息やアトピー症状があった人が当てはまりやすい肺タイプには、「ヨーグルトサラダ」。

不眠や緊張・興奮しやすいタイプは「ゴーヤツナサラダ」。

これらの5つに加え、メインとなる「カツオの香味グリル&長いものグリル」、「冬瓜のスープ」、「おにぎり」も配られました。

テーブルにはたくさんの料理が並び、華やかなムードに。参加者同士で料理をシェアしたり、写真を撮ったり、おかわりに並んだり、皆さん交流を楽しまれていました!



今日の料理は全てスーパーで購入できる材料で作られ、日頃再現できるようにレシピも配布。ワークショップ後の参加者アンケートには「自分の体質を知れて、食材選びが楽しくなった」という感想も多く頂き、大好評でした!たくさんのご参加、有り難うございました。

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