自宅のキッチンからオンライン料理教室に参加!「家族と一緒に作れる簡単レシピ」

外食が減って、おうちごはんが増えている今。パパやお子さまと一緒に、ワイワイ楽しく料理を作ってみませんか?今回の毎日グリル部は「おうちで家族と一緒に作れる料理」をテーマに、料理研究家の寺田真二郎さんが簡単に美味しく作れる料理2品を紹介!全国各地から参加していただいた皆さまと一緒に「フレッシュトマトのチキングラタン」と「スピード時短餃子」を作りました。毎日グリル部、初の「Zoom(ズーム)」を使ったオンライン料理教室の様子をお届けします。

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体験レポ本文

Zoomでつながったキッチンスタジオから、まずは毎日グリル部の野澤さんからご挨拶。ノーリツの歴史や想い、そして今回のワークショップで使用した「煮る・蒸す・焼く」のすべての調理ができるマルチグリルを紹介し、和やかなムードで寺田先生のオンライン料理教室がスタートしました。

2018年からマルチグリル部で料理を紹介している寺田先生ですが、オンラインでの料理教室は初めて。「楽しみにしていました!」と画面越しに挨拶すると、さっそくレシピのポイントを説明してくれました。「一品目の料理は、今が旬のトマトを使った夏向きのさっぱり系チキングラタン。夏バテ対策にもおすすめですよ。そして二品目は、お子さまと一緒に作れるスピード時短餃子。チキングラタンを煮込んでいる間にパッとできてしまうんです。いつもの餃子以上に美味しいので、楽しみにしてくださいね!」寺田先生が自信を持っておすすめする料理、一体どうやって作るのでしょうか・・・?

料理の様子がオンラインで配信されているため、料理番組のような感覚で楽しまれる方から自宅のキッチンで一緒にリアルタイムで作る方まで参加方法は自由。「家族みんなで参加していただくのもいいし、途中の入退室も大丈夫です。気になることがあれば、チャット機能からどんどん質問してくださいね!」と寺田先生の言葉とともに、さっそく一品目の「フレッシュトマトのチキングラタン」から進めていきましょう。

料理をしながら参加する方に合わせて、材料は事前にカットせず、すべて1から作りますと寺田先生。「深型タイプのキャセロールを使いますが、お持ちでない方は耐熱ボールを使用してくださいね」とアドバイスをしながら、キャセロールの中に鶏肉を入れ、塩コショウで下味していきます。薄力粉をまぶして箸で混ぜ合わせ、小麦粉にとろみをつけていく工程もキャセロールの中だから、余計な洗い物も増えません。

続く作業は、野菜のカット。玉ねぎは薄切り、ズッキーニは食感を楽しめるということで1.5㎝くらいの半月厚切りに、トマトは2〜3㎝角にカットして、キャセロールの中にある鶏肉の上にのせていきます。

途中、参加者から「ズッキーニがない場合は?」とチャットで質問が入ると「パプリカを入れると甘めの食感になります。ナスなどの夏野菜もいいですね。具材は好きなものでアレンジしてOKです!」と寺田先生が回答。「先生、作業が早いです(笑)」と参加者の好きなタイミングでコメントがくるのもオンライン料理だからこそ。「一緒にできるよう、もう少しゆっくり作っていきましょうか(笑)」とコミュニケーションを取りながら料理をするのも楽しいところです。

肉と野菜をキャセロールに入れ終わったら、ニンニクと調理酒、コンソメで味付け。「スーパーやコンビニで購入できるチューブタイプのニンニクを使いますね」と解説する寺田先生の元には、次々に質問が届きます。「量が増える場合は大きめのフライパンを」「調理酒の代わりに白ワインにするのもおすすめです」料理をしながらアドバイスをする寺田先生を見て、参加者側も「後で聞けばいいか」ではなく、疑問を感じたタイミングで質問するという雰囲気が自然にできていました。

アルミホイルで落し蓋をしたら、キャセロールの蓋をして魚グリルの中へ。煮込み調理モードの「煮る」に設定して、20分ほど加熱していきます。ここでもリアルタイムに送られてくる質問にパパッと対応してくれた寺田先生。「マルチグリルがない方は耐熱ボウルで代用できます」「チーズのトッピングはこの後!」「分量を半分にしたい方は加熱時間を減らす方法もありますが、多めに作って冷凍しておくのがおすすめです」と、しっかりアドバイスをくれました。

マルチグリルでチキングラタンを煮ている間は、二品目となる餃子作りへ。キャベツやひき肉をタネに使うことが多い餃子ですが、寺田先生が使う具材は「スパム」と「ほうれん草」だけ。プライベートで何度も作るほどのお気に入りらしく「かなり美味しいです!」と太鼓判を押す時短餃子とは・・・?

茎をカットしたほうれん草を、お湯を沸かしたフライパンで茹でながら「最近は葉物野菜が高いですけど、ほうれん草はわりと値段が安定しているんですよね」と寺田先生。ほうれん草は食感が悪くならないよう、30秒ほど軽く茹で、冷水で軽く洗うのがコツだそうです。「茹でるときに塩を入れる?」という参加者からの問いにも「塩やサラダ油を入れると発色がよくなりますが、今回は餃子の中に入れてしまうので塩は入れなくて大丈夫です」と、バッチリ対応してくださいました。

ほうれん草の水気をしっかり絞り切って、幅3㎝ほどにカット。ごま油、ニンニク、生姜のすりおろしを入れ、混ぜていきます。ここでのポイントは「塩」などの調味料を使わないこと。寺田先生いわく、具材で使う缶詰スパムは塩分が強く、味もしっかりしているのでひき肉のような役割をしてくれるのだとか。

普通サイズの餃子の皮をまな板の上に並べたら、皮の真ん中に小さくカットしたスパムとほうれん草をのせて包むだけ。手のひらに皮をのせ、ほうれん草を押さえながら上部を貼り付ければ完成です。スパムは肉汁が出ないので、皮のサイド部分が開いたままでも問題なし。お子さまでも簡単に包める点は、ママさんたちにも嬉しいポイントです。

餃子を包み終わったら、弱火で温めたフライパンにサラダ油を小さじ1〜2入れ、2列に並べた餃子を中火で焼いていきます。餃子の皮に火が通れば大丈夫ですので、焼く時間も一気に短縮。上から水をかけ蓋をして、水がなくなるまで加熱していきます。

餃子を焼いている間も、チャットに来た質問にどんどん答えてくれた寺田先生。「チーズを具材に入れると横から出てしまうので、焼きあがった後に上からかけて加熱するといいかも」「缶詰スパムは使い慣れていないと、どんな味なんだろう?ってなりますよね(笑)残ったらゴーヤチャンプルにしたり、冷凍しておくのもおすすめです」「ほうれん草の代用は、小松菜や空芯菜でも美味しくできますけど、まずはほうれん草で(笑)」ひとつでも多くの質問に答えようという、サービス精神旺盛な寺田先生が見れました。

料理も終盤に近づいてきたところで、キャセロールで作ったチキングラタンの1回目の加熱が完了。「ドキドキしますね!」と言いながら寺田先生がミトンで取り出し、蓋をオープン!ふんわり広がる香りに、思わず笑顔がこぼれます。「ラタトゥーユみたいです」とグラタンソースをヘラでかき混ぜて味をチェック。塩で味を整えたら、仕上げにチーズをたっぷりのせていきます。かき混ぜる際は、ズッキーニの緑で見映え良くしてあげるのが、美味しく見せる盛り付けのコツ。さらにキャセロールの調理モード「煮る」で3〜5分ほど加熱すればフレッシュトマトのチキングラタンが完成です!

同じタイミングで焼いていた餃子も、水分がなくなったらごま油をまわしかけて、焼き色をつけていきます。ヘラで軽く餃子をすくって、裏面が美味しそうな焼き色になっていれば、大きめのお皿を餃子の上にかぶせてフライパンごと裏返します。

「では、餃子を取り出していきたいと思います!」と、寺田先生の掛け声で餃子をお皿の上にのせたところ、どうやら焼き色が足りていない様子・・・。「あれ?もう少し焼き色をつけ方が美味しそうですね〜」と、餃子をフライパンに戻すことになりました。参加者も思わず笑ってしまうプチハプニングもリアルタイムならではの楽しみですね。

キレイに焼きあがった餃子は、タレを横に添えてできあがり。キャセロールで作ったチキングラタンも、蓋を開けるとトロトロのチーズが美味しそうです!黒胡椒をふりかけ、パンに浸して食べたり、ご飯と一緒にいただくのが、寺田先生のおすすめとのことでした。

「自分で作ったものを自分で食べるって、ちょっと恥ずかしいですね。」と照れながらも、写真タイムのリクエストに「カメラはこっちか!」と餃子を持ちながら、撮影タイムを自ら作ってくれた寺田先生。

「うん!今日も相変わらず美味しいです。ゆずぽんにも合いますね」と、まずは餃子を大絶賛。チキングラタンも「野菜ならアスパラとか・・・ペンネを入れても美味しいですね。暑い日に食べたいさっぱりしたグラタン!もう一口食べていいですか?」と、思わず食が進んでしまうほどの美味しさにできあがったようです。

あっという間に終了した初のオンライン料理教室は、予想以上に大好評!料理中に送られてきたコメントや質問の多さに、寺田先生も大満足の様子でした。

忙しくて家を空けられないママや、自炊が増えて料理のレパートリーをもっと増やしたいと感じているママたちが、自宅にいながら気軽に料理を学べる機会となった今回のワークショップ。

たくさんのご応募・ご参加、ありがとうございました!

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