「魚がもっとおいしくなる!」 パリッ&ジューシーな焼き上がり。

遠赤外線でパリッとジューシー

魚料理の中で、最もシンプルで一般的なものといえば「焼き魚」です。焼き魚の仕上がりは、表面の皮がパリッとこんがり焼けていて、内側の身は水分を保ってふっくらとやわらかく、口に入れたときに肉汁がじわっと広がるのが理想的です。

このような焼き上がりを実現するためには、表面は150~200℃で加熱するのがよいと言われています。皮はしっかり加熱して焼き色をつけたいのですが、身の方は、火を通し過ぎると水分が絞り出されてパサパサになってしまいます。そうなる前に表面の水分だけを蒸発させて、こんがりと焼き上げるには、表面と内側の温度差が大きくなるように熱を伝える必要があるのです。

グリルは、この条件にぴったりの加熱方法。その鍵を握るのが、上火から出る「遠赤外線」です。遠赤外線は光の仲間で、食品の表面で吸収されて熱に変わります。他の加熱方法に比べて、食品の表面だけを急激に高温にすることができ、皮がパリッと焼き上がります。その間に、内側にまわりから熱がゆっくりと伝わるので、穏やかに加熱されます。

オート(自動焼き)機能で最適な焼き上がりに

グリルを使ってもうまく魚が焼けない場合、考えられる原因は2つあります。ひとつは、中まで火が通っているか不安で焼きすぎてしまうこと。これでは身がパサパサになってしまいます。もうひとつは、焦げるのが心配で弱火で焼いてしまうこと。弱火だと表面に焼き色がつくのに時間がかかり、その間に内側の身に火が通り過ぎてしまいます。マルチグリルのオート機能を使えば、魚の大きさや数にあわせて、最適な加熱温度と時間を自動的に調節してくれるので、いつでもちょうどよい焼き加減に仕上がります。ニオイ、煙も大幅に低減します。(スモークカット)

プレートパンならではの魅力

焼き魚というと、網の上で焼くイメージが強いですが、マルチグリルのプレートパンならではの魅力もあります。網で焼く場合に比べて、油脂や水分が落ちにくく身が乾燥しないので、よりジューシーに仕上がります。冷めてもしっとり感があり、やわらかさが続くため、お弁当にもぴったりです。

お手入れのしやすさも魅力の1つ。焼き網の場合、網の1本1本についた汚れをこすり落とし、その下の受け皿も洗う必要がありますが、プレートパンは表面をこすり洗うだけ。お手入れが楽だと、食卓に魚が登場する頻度がぐっと上がります。

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