2022食トレンド予想

2022年、WITHコロナ・AFTERコロナの新しい時代が始まりました。食いしん坊な日本人は今年何を流行らせ楽しませてくれるのでしょうか。 

2021年の食トレンドはマリトッツオ、オートミール、バタフライピー、プロテインを売りにした菓子や軽食、プラントミート(植物由来の肉)がみられました。見た目に華やかなものから健康志向なものまで、幅広い印象ですね。

中でもプロテインを強化したフードは多岐に渡り、手軽にたんぱく質を摂取できるようになりました。

2022年の食トレンド予想は、なんといっても世界の料理から。日本人は世界のものを取り込み独自に進化させるのがとても得意な民族だと常々思うのです。

まずは流行作りの天才であるおとなり韓国。クロワッサン生地をワッフルメーカーで焼いた「クロッフル」。韓国ではクロッフルにメープルシロップだけではなく、いちごジャムやピーナツバターを足して甘々で食べます。さすがにくどいので、日本人はもっとシンプルに楽しみそうですね。次に「マヌルパン」。すでに商品化されていますが、これは焼き立てが秀逸です。パンにガーリックにクリームチーズにはちみつ。甘じょっぱガーリック…カリカリに焼かれた表面と油分でじゅわっとした中身…。たっぷりオイルとクリチで背徳感という言葉がぴったりです。背徳感が脳内にもたらす快楽は、中毒性がありますよね。

2021の代表選手イタリアのマリトッツオはこのまま定番化するか、または“おかずマリトッツオ”という進化系になっていくのか楽しみです。

そしてコロナ生活で自炊する人が増え、注目を浴びたスパイスカレー。小麦粉を油からなるカレールウを使わないで、スパイスから作るインドカレーは、スパイスをそろえてしまえば普通のカレーより簡単かもしれないと人気が出ました。でも毎日カレーと言うわけにはいかないので、スパイスが余ってしまいます。2022年は家に眠るスパイスを使ったお料理も流行るのではないでしょうか。インドでは野菜炒めにも米にもスパイスを取り入れます。そんな風に普段の食事にスパイスを使うレシピが増えるのではないでしょうか。

食材レベルとしては、植物由来のお肉がもっと一般的になり、さらにバターやチーズも発展し、スーパーマーケットでも通常商品として陳列されると思われます。我が家の近所の一般的なスーパーマーケットでも植物性のバターが売られていました。

そして忘れてはいけないのは“SDGs”関連。今やフェアトレードや地球を傷つけない農林水産業は、流行りでもなんでもなく世界中の人間が当たり前に取り組まれるようになりましたね。

このまま国。地域・企業・個人が“SDGs”を当たり前に意識した生活を送れることを願います。

  

2022年はひょっとしたら外食産業が息を吹き返すかもしれません。ロボット店員やテイクアウト、新しいサービスが生まれるかもしれません。どんなときも美味しく楽しく安全な食事を楽しめるよう、食いしん坊大国日本はたくさん工夫するのです。今年は何が流行るのか楽しみですね!!




参考:「クックパッド」HP

オフィシャルメンバー:滝野香織

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