2021.12.27UP
食材を安く手に入れて皆でシェア!食品ロス対策で話題のフードシェアリングとは?
食べられる食品や料理が廃棄されてしまう「食品ロス」問題を解決するべく、2015年頃から世界各国で登場し始めた「フードシェアリングサービス」。
日本でも2019年頃からサービスが登場していますが、まだまだ利用者は限られています。安い価格で食材が手に入るお得感いっぱいのフードシェアリングについて紹介します。
買う側も売る側も、みんなお得
フードシェアリングとは、飲食店や地域の生産者、食品メーカーで廃棄されてしまう可能性がある食材をアプリやECサイト、店舗訪問から一般の消費者が安い価格で購入するシステムです。
飲食店や生産者、食品メーカーにとっては、食品ロス削減はもちろん認知度の向上で新しいお客さまの獲得につながることも。
購入側にとっても定価より安い価格でお得に購入することができますので、双方にメリットがあります。2020年頃からは市区町村がアプリと連携し始め、より利用しやすくなっています。
おすすめのフードシェアリングアプリは?
フードシェアリングのサービスが利用できるアプリは、いろいろあります。
国内初のフードシェアリングサービスとしてメディアでも取り上げられた「TABETE」をはじめ、農家や漁師といった生産者と直接つながることができる「tabeloop」、協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで販売するショッピングサイト「KURADASHI」などがあります。月額使用料がかかるものもあるので、興味がある方はライフスタイルに合わせたアプリを選んでみましょう。
新たなサービスが展開されるかも?
SDGsにも深く関わる食品ロスは、日本だけでなく世界レベルの課題です。
特にヨーロッパは食品廃棄への関心が高く、若手起業家によるさまざまな取り組みも注目されています。とりわけヨーロッパで高い人気を誇るのがデンマーク発の「too good to go」というアプリ。
日本ではまだ使用できませんが、2021年現在は約15カ国で利用され、ヨーロッパ圏から絶大な支持を得ているそうです。
国によってはスターバックスなど大手企業も参加していることから、日本で利用可能になる日もそう遠くないかもしれません。
参考:【TABETE】