業務スーパーはなぜ安い?人気食材が格安で手に入る理由

ドーンと大きな緑の看板でおなじみの「業務スーパー」。今や国内に900店舗以上展開している、今もっとも勢いに乗っているスーパーですよね。その人気は、とにかく「安い」「大量」というキーワード。なぜ、このような魅力的な価格を実現できるのか、その理由を調べてみました。

業務スーパーが安い理由

業務スーパーの母体である会社は神戸物産です。神戸物産の公式サイトをチェックしてみると、その安さの秘密が明らかにされていました。

海外製商品は本場から直輸入

店内に入ってまず目に飛び込むのが、普通のスーパーでは見られない商品の数々。さまざまな輸入品がズラッと並んでいることに気付きます。そのお値段は、輸入商品を扱っているお店の平均2~3割ほど安い価格帯。全国展開している業務スーパーは、商品の数をさばけるため、輸入品は大きなコンテナで一気に大量仕入れを行います。フランス・イタリア・ベルギーなど世界中の工場と直接取引をして輸入していますが、中間業者を挟まないのが特徴。自分たちで商品を仕入れているためコストを抑えられるのです。

製造から販売まで自社で行う

自社オリジナル商品が多い業務スーパーは、製造・流通・販売まで一貫しています。中間業者を入れず全ての工程を自社で行うため、手数料などの経費をもちろんカット。よって、良いものを安く販売できるというわけです。

作業を簡素化

業務スーパーには、一般のスーパーにいる専門スタッフ(青果・総菜・鮮魚)が在籍していません。鮮魚コーナーを置かない(店舗によってはパック詰めされた鮮魚が陳列されている場合もあります)、お惣菜コーナーを置かない、取り扱いしやすい野菜のみ販売という売り場の体制を整えることで、人件費を抑えているのです。また、カットした分は商品価格に反映させているのも安さの理由です。

広告費の削減

従来のスーパーであれば、テレビCMやチラシなど広告をかけて情報発信をしますが、業務スーパーはできるだけ広告費にお金をかけないで集客をしているそうです。今はSNSで一般消費者が広告以上の拡散効果を出してしまう時代。安さと量、おいしさで勝負することが今の世の中とマッチしているようです。



業務スーパーは節約の強い味方。美味しく賢く食費の節約を考えている方は、上手に活用してくださいね。



参考:https://www.kobebussan.co.jp/

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