知らないと恥ずかしいかも?「お取り寄せ」と「通販」の違いと使い分け

新型コロナウイルスの影響で旅行や里帰りしにくい状況から、一気に需要が増えた「お取り寄せ」。地方のこだわり食材や人気店のスイーツが、テレビやSNSで紹介されて話題となっていますが、お取り寄せと似たような言葉として「通販」があります。このコラムでは、似たような意味を持ちながらも、実は使い分けている「お取り寄せ」と「通販」の違いをお届けします。


「お取り寄せ」とは?
洋服を買い物するとき、お店に在庫がない場合、メーカーや倉庫から商品をお店に取り寄せることを「お取り寄せ」と呼びますが、近年は、ネットショップで食品を注文して配送することも「お取り寄せグルメ」という言葉で浸透されつつあります。

その背景には“全国各地の美味しいものをお家で楽しむ”という認識が根付いていること、さらに季節限定や地方の特産品、行列のできるお店のメニュー、予約が必要な食品・食材といった、身近ではなかなか手に入らない特別感があるものが「お取り寄せグルメ」という意味を持つ傾向があるようです。


「通販」とは?

通販(=通信販売)の定義とは、実店舗を持たず、Web上のネットショップや電話、郵便といった「メディア」を通して商品を販売する方法をさします。実際に私たちが日常で使っている通販の一例を挙げると、以下のようなものが該当します。

【テレビ・ラジオ系】
テレビのCMやテレビ・ラジオショッピング、CSやケーブルテレビなど専門チャンネルで放送される場合が多く、「QVCジャパン」や「ショップチャンネル」「ジャパネットたかた」「カイモノラボ」などが代表番組としてあります。商品作りに携わった人が番組の進行役と一緒に登場して、商品の魅力をリアルタイムで分かりやすくアピールしてくれるライブ通販が特徴です。


【ECサイト・ネットショップ系】
「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazon Japan」「ZOZOTOWN」「Qoo10」などECモールで知られているネットショップのサイト。なかでも、国内最大級の店舗数を誇る「Yahoo!ショッピング」は、ヤマト運輸との提携や実店舗在庫と連携する機能など、便利なサービスが次々に導入されています。ポイント還元など、お得なサービスから目が離せない「日常の買い物スポット」となりつつあります。

【カタログ系】
メーカーや業者から提供されるカタログから、好きな商品を電話やネットを通じて注文ができるカタログ系通販の代表といえば「ディノス」「ニッセン」「セシール」など。最近では公式サイトから自由に閲覧できるデジタルカタログなど、マイペースで注文したい方におすすめです。通常に販売されている値段より割引された値段で購入できるメリットも見逃せません。


お取り寄せと通販、どちらも主にECサイトから購入するものですが、日常的なものからギフトまで幅広いお買い物を示す「通販」に対して、「お取り寄せ」は、どこかワクワク感や特別なものという意味合いが含まれる傾向があるようです。家族や友人との会話やLINEでやり取りするときに、自分のテンションや気持ちを表す言葉として使えますので、ぜひ上手に使い分けてはいかがでしょうか。


参考:
D2C・定期通販ノウハウ講座https://precs.jp/blog/
カタログ通販の比較 http://xn--lckk8b8kz264b9ke.net/
danchu.com https://www.dancyu.com/

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