夏季うつにならないために。気分を安定させるセロトニンを増やす食材

夏バテに症状が似ているという理由から、見過ごしてしまうことが多い「夏季うつ」。

このコラムでは、夏季うつの予防につながるためのセロトニンの摂取方法について紹介します。



「夏季うつ」「夏うつ」とは?

夏季うつ(=夏うつ)の主な症状は、食欲低下や身体の不調で、5~9月頃によく見られます。夏季うつの特徴をまとめてみました。

夏バテと間違われやすい

ちょうど夏バテの時期と重なる夏季うつは症状も似ていますが、明確な理由がない中で気分が落ち込んだり、不安感を感じたりといった精神的不調を伴うことが多いとされています。普段より細かいことが気になる、いつものルーティンを面倒だと感じる、十分な睡眠がとれていない、軽度の下痢や胃もたれなどの症状が出ていたら、心身ともに疲労が溜まっているかもしれないサインです。

男性よりも女性がかかりやすい

季節性うつは、男性より女性の方がかかりやすいといわれています。理由は、女性ホルモンの変動や女性の方が太陽光・温度・湿度など外的影響に敏感なことが挙げられます。



夏季うつ予防に。セロトニンを増やす食事は?

夏季うつを引き起こす原因のひとつとして考えられるのが、セロトニン不足だといわれています。セロトニンが不足する理由、そしてセロトニンを増やす食事についてチェックしてみましょう。

夏にセロトニンが不足する理由

セロトニンとは、精神の安定を促す神経伝達物質で、不足すると精神状態に悪影響を及ぼすことがわかっています。夏に食欲が落ちると、食べやすい麺類や口当たりのよいゼリー、プリンなどが食事の中心になりがちですが、このような偏った栄養摂取がセロトニン不足の原因となります。

セロトニンを増やす食事

セロトニンの合成には、必須アミノ酸であるトリプトファンを摂取することが良いといわれています。牛乳・チーズなどの乳製品をはじめ、豆乳や納豆、枝豆、冷ややっこなど大豆食品がおすすめです。また、バランスのいい栄養素を摂り入れるために、肉類や魚類も◎。夏場は食欲が落ちやすいという方は、できるだけ乳製品や大豆製品、肉類や魚類を意識した味噌汁・スープを食事に取り入れてみてください。



参考:Type https://woman-type.jp/wt/feature/424/

   東洋経済 https://toyokeizai.net/articles/-/297343?page=2

日経 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO31083220Z20C18A5000000?channel=DF140920160927&page=3

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