2021.8.13UP
暑くて食欲ない!食べないダイエットはリバウンドするって本当?
暑くてだるい、さらにやる気が出ないと、毎日のご飯づくりが面倒だな…と、つい思ってしまうもの。夏バテで食欲がなくなり、ごはんを食べなければ摂取カロリーが減ってダイエットにつながりそう!と思いたいところですが、食べないダイエットはリバウンドや体脂肪が増える可能性が高まるといわれています。食欲がないときどんな選択が良いのか、正しい知識を知っておきましょう。
体重は減っても脂肪は増える「食べないダイエット」
食欲がないからご飯を食べない。こうした食事制限ダイエットは、体重計に乗ると体重そのものが減っているため、感覚的にはダイエットできた!と思うかもしれません。ですが、食べないダイエットの実態は、体脂肪が減るではなく「体内の筋肉や水分が減る」が正解。筋肉が減れば代謝が落ちてカロリー消費も減り、逆に体重は減っても体脂肪は増えているという不健康な体をつくってしまいやすい状況になります。
今までの食事に戻したらリバウンド
暑くて食欲がないから食べないでダイエット…つまりカロリー制限するダイエットは、食欲が戻ったときにリバウンドする可能性があります。このリバウンドの理由には、食事の量を減らすと脳が飢餓状態と認識し、逆にエネルギーを体内に溜めこもうと少ない食事量で良しとされてしまうことが考えられます。食べないダイエットで体重が減ったとしても、今までと同じ食事に戻せば摂取したカロリーが消費されず、逆に体重が増えてしまう原因に。これが一般的に認知されているリバウンドです。
心の状態ともつながる食欲
暑くて食欲ないな…という夏バテ状態は、見方を変えれば自分の健康状態をチェックする大切なバロメーター。そもそも食欲は、脳の「視床下部」で満腹中枢と摂食中枢を調整しています。自律神経にも関わっていることから、ストレスといった心がネガティブな状態になるだけで食欲がガクンと落ちてしまうことも珍しくありません。
そんなときは、体をつくる「たんぱく質」、疲労回復につながる「ビタミンB群」、心身のストレスを和らげる効果が期待できる「ビタミンC」を意識してみると◎。クエン酸やビタミンCが含まれている「梅干し」は、ちょっと口寂しいときにポンと口に入れることができるので、おすすめですよ。野菜やフルーツをミキサーにかけた冷んやり「スムージー」も暑くて食欲ないときにピッタリです。
食べないダイエットでリバウンドしないよう、自分はもちろん家族みんなの心と体を見直してみてくださいね。
参考:【サツドラ】