食卓の参考にしたい!東京オリンピックで提供される食事の基準とは?

コロナ禍でさまざまな問題を抱えていた東京オリンピック・パラリンピック2020。選手をはじめ多くの関係者が来日しますが、選手村で提供される「食事」について気になりませんか?

それぞれ違う国籍のアスリートたちのコンディションを整えるために、食事環境や食事をどのように工夫しているのか。毎日の食卓にも参考になりそうな食に対する考え方を紹介します。


オリンピックの選手村で提供される食事
東京2020大会のプレイブック(ルールブック)も第2版が発行され、注目を集めているオリンピックですが、選手村で提供される食事に関しても食品の安全衛生面や栄養面、カロリーコントロールをはじめ、宗教上の制約や習慣、アレルギーの有無など細やかな配慮がとても大切にされています。

例えば宗教的慣習や食習慣なら、イスラム教の「ハラール」、ユダヤ教の「コーシャ」、「ビーガン(ベジタリアン)」が代表的。開催国の伝統料理(今回の場合は日本)だけでなく、西欧料理やアジア料理、アフリカ料理といった世界各国の飲食を提供します。

さらに英語、フランス語、開催国語(日本語)の表示や持続可能性・・・とにかく多様性に配慮した食事が「選手村の食事」といえるでしょう。


毎日の食卓にも活かせる5つのテーマ
選手村で提供される食事は、5つのテーマに沿って考えられています。家族みんなで食べる「日常の食卓」にも通ずるものがありますので、まとめてみました。

(1)食品の安全衛生
(2)選手の栄養管理
(3)環境への配慮
(4)多様性と調和
(5)食文化等情報発信エンゲージメント

上記5つのテーマは「選手の視点」「事業者の視点」「文化の視点」「スポーツ栄養専門家の視点」「開催国・開催都市の視点」という視点から国産食材や食事の内容について検討されます。

選手の体を考えてこのようなテーマが打ち出されていますが、これは家族の食卓にもつながること。年齢・性別が違う夫や子ども達の視点に立って5つのテーマを考えていくと、相手を思いやる気持ちにもなれますよね。

ちなみに東京2020大会の食材は、調達にも厳しい基準が設けられています。その1つが「GAP認証」。あまり知られていませんが、「Good Agricultural Practice」の略で、農林水産省の説明によると“農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組み”という基準だそうです。

認知度はまだまだ低いGAP認証ですが、今後は注目される分野ですので、ぜひこの機会に覚えてみてはいかがでしょうか。

参考:農林水産省:https://www.maff.go.jp/
   公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/ize0dizfz4sb2wnqxkd4.pdf
   アスリート・チーム役員公式プレイブック:https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/kv3qebn4sau52nc0it6q.pdf

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