ノンアルコールは何歳から?未成年の子どもは飲んでいいの?

ビールやカクテルなど、アルコール分1%未満のノンアルコールドリンクが多くのメーカーから登場していますが、ふと疑問に思うのが未成年も飲めるのかということ。

近年はアルコール0.00%と表示されているものも多く、清涼飲料水のジャンルで括られている場合もあります。

一般的にノンアルコール飲料を未成年が飲むことはNGとして知られていますが、実際はどうなのか?

詳しくご紹介します。



未成年のアルコールが禁止の理由

そもそも日本では「20歳未満」となる未成年の飲酒が法律で禁止されているのはご存知の通り。

法律で禁止されている背景には、未成年へのデメリットがあります。

・脳の発達に影響を及ぼす脳障害が起きる可能性がある

・成長に欠かせない性ホルモンに影響を与える可能性がある

・急性アルコール中毒やアルコール依存症につながりやすい

・肝臓やすい臓など病気のリスクが高まる

・性格や心理的な発達に影響を与えてしまう

・社会性への影響や性犯罪、暴力行為などにつながる可能性がある

体が成長過程にある未成年は、アルコールの分解がうまくできないことをはじめ、上記のような悪影響が考えられることから未成年の飲酒は禁止されています。



未成年のノンアルコールも×

アルコール0.00%のノンアルコールビールやカクテルであれば「法律」という観点から考えると飲んでOKという解釈になります。

とはいえ、ノンアルコールビールやカクテルは、「お酒の味」を意識して作られた清涼飲料水。

法には触れていませんが、多くのメーカーが20歳以上の成人が飲むことを想定して商品を開発しているため、未成年がノンアルコール飲料を飲むことは推奨されていません。

また、ノンアルコールを未成年に販売しないよう、国税庁が「未成年にノンアルコール飲料を販売しない」という通達を出していることも背景としてあります。

購入時に年齢確認を行うなど、各スーパー・コンビニが、自主規制を行っているというのが現状と言えるでしょう。



20歳未満がノンアルコール飲料を飲まないことは、未成年の段階から「飲酒の習慣をつけない」「本物のアルコールへの興味を高めない」と言った目的もあります。

頭ごなしに「ダメ」と伝えるのではなく、なぜ飲まない方がいいのか未成年の理解を得ることも大切な教育のひとつではないでしょうか。



参考:アサヒ:https://www.asahibeer.co.jp/csr/tekisei/minor_drinking/why.html

   月桂樹:https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/enjoy/prevention/prevention01.html

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