二十四節気に合わせて心と体を整える“穀雨”

二十四節気(にじゅうしせっき)を意識しながら、自分の内側に耳を傾け、自然の流れに沿った食事を通じて健やかで彩り豊かな毎日をおくる。第119回は「穀雨(こくう)」です。4月20日~5月4日頃、「雨が百種の穀物を生じさせる時期」を意味する穀雨。気温が上昇し、寒気が訪れることがなくなり、雨が降る日も増えてきます。

今回のテーマは「もずく」です。調味済みで加工されたもずくは、季節を問わず常にスーパーマーケットなどに陳列されています。よく見るからこそ、もずくに旬があると意識する機会はあまりないですよね。

もずくの旬は4~6月。もずくの生産が一番多い旬の時期…、実は毎年4月の第3日曜日は「もずくの日」とされています。日本で消費するもずくの99%が沖縄産。その9割は養殖で、沖縄では「スヌイ」と呼ばれます。

もずくの健康効果や効能として知られているのは、なんと言ってもぬるぬる成分の“フコイダン”。フコイダンにはコレステロール値を下げる働きが期待できる成分として知られています。他にも抗酸化力や、胃潰瘍の原因となるピロリ菌を抑える働き、胃潰瘍を修復させる働きも期待できるといわれています。また、もずくに含まれる食物繊維は善玉菌の栄養源になるので、腸内環境を整える働きもあるのだとか。また、お酒の飲みすぎによる二日酔いの予防効果として、フコイダンが二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの血中濃度を下げるという研究結果も発表されているそうです。飲酒前にもずくを食べることがカギとなるようですよ。

そして女性におすすめ、フコイダンに期待できる美容面のメリットとして、

〇ヘルシーでダイエット時におすすめ

〇粘膜の保護と肌の保湿力を高めてくれることが期待

〇発毛促進因子FGF-7の生成を促し、きれいな髪を目指せる

などがあります。食事の前に食べると食欲を抑える効果も期待できるとされていますので、美と健康の強い味方と言えますね!

 

 フコイダンの美容健康効果を生かすなら、加熱調理が◎。加熱すると食材から溶け出し、体内に吸収されやすくなるのです。沖縄料理のヒラヤチー(チヂミのようなもの)やみそ汁、天ぷらにすると美味しいですよ!今回はマルチグリルで簡単にヒラヤチーをつくりましたので、ぜひチェックしてください!

・もずくのヒラヤチー

<レシピの詳細は画像をタップしてください ↓↓↓>

もずくのヒラヤチー

参考 :「おきふる」HP

   :「マルキン海産」HP

オフィシャルメンバー:滝野 香織

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