実は早い?冷凍食品の賞味期限

冷凍食品の賞味期限はいつまで大丈夫なの?逆に冷凍さえしていればいいの?と疑問に思うことありませんか。このコラムでは、冷凍食品の賞味期限がどのように決定されているのか、霜がついた状態のものを食べても大丈夫なのか、冷凍食品にまつわるプチ疑問についてまとめてみました。冷凍食品にも賞味期限はありますので、ぜひ食べ時の目安にしてください。



冷凍食品の賞味期限

賞味期限は、品質が変わらずに美味しく食べられる期限です。冷凍食品の賞味期限は、製造業者が科学的・合理的に設定されており、賞味期限の設定は−18℃以下の環境下で保存されることを想定して決められています。家庭で保存する場合は、−18度以下を保つことが難しいため、長期間保存は難しく、冷凍庫の開け閉めを繰り返すだけでも品質の劣化につながる可能性があります。そのような背景から家庭で保存する場合は早めに食べることがおすすめされています。

賞味期限切れの判断ポイントは?

冷凍している状態では腐らないため、賞味期限が切れていても食べられる場合もあります。どのような状態なら食べても問題ないのか、その判断基準についてまとめていきます。

■冷凍焼けしている

冷凍焼けとは、冷凍庫に長期間保存すると食材の水分が抜け乾燥してしまうことです。水分がなくなることで隙間に空気が入り込み、食材が酸化していくことにより食品の表面が白っぽく変色していきます。このような状態の場合、味も落ちているので、食べることはおすすめされません。冷凍焼けを防ぐためにも、長期保存せずに早めに食べるようにしましょう。

■容器が膨らむ

容器が膨らむ原因は2つあります。1つは、冷凍室の開閉による冷凍庫内の空気の流動や温度変化。こちらの場合は品質に問題がないので食べても大丈夫です。もう1つは常温で長時間置くと腐敗したガスが発生する場合があります。このように腐敗が進んでいるケースは食べるのを避けましょう。



霜がついている場合は?

冷凍室の開閉で温度が上昇すると食品の中の水分が気化し、再び凍って固まり霜になります。繰り返しの冷凍で品質が落ちていることが考えられるので、食べるのは避けた方がいいでしょう。霜を防ぐには、冷凍室の温度を一定に保つことがポイントです。



賞味期限と表示されていますが、保存状態が同じ状態で保存されていなければ、賞味期限はひとつの目安と考えておいた方がよさそうです。見た目・臭いも判断の要素に入れながら、冷凍食品も美味ししく食べられるうちにいただいてくださいね。

参考:ちそう:https://chisou-media.jp/posts/1168?page=2

   食材マーケット春夏秋凍:https://shunkashutou.com/market/column/frozenfood-sell-by-date/

タグ

    オススメコラム・特集

    このコラムに関連するコラム