2022.2.28UP
冷凍食品は安全?チルド食品との違い、認定制度について解説
電子レンジで温めれば、美味しい料理がすぐに食べられる冷凍食品。今や私たちの暮らしにありがたい存在ですが、安全性についてちょっと気になるところですよね。このコラムでは、冷凍食品の安全性をお伝えするとともにチルド食品との違いや認定制度について紹介します。
冷凍食品とチルド食品の違い
冷凍食品の定義は、一般的に−18℃以下の温度で管理されるものが「冷凍」、0℃~+10℃で管理されるものを「チルド」と呼びます。まずはこの2つの違いについてポイントをまとめてみました。
【冷凍食品】
・生産から流通・消費まで一貫して−18℃以下の温度を保って取り扱うもの
・菌が繁殖しない温度で管理するため、解凍してすぐに調理が可能
・保存のための冷凍となるので、長期保存が可能
【チルド食品】
・法的な規制はないが、基本的に0~10℃の範囲で流通しているもの。食品別に管理温度が変わるのが特徴。
・凍結寸前に設定されていて長期間品質を保てるが、温度管理が難しい。
冷凍食品は食べるときに解凍処理が必要ですが、すでに火が通っている食品が多く、ササッと調理したいときに大変便利です。
冷凍食品認定制度とは?
「冷凍食品認定制度」とは、一般社団法人日本冷凍食品協会が運営する制度です。昭和44年に発足され、高度な品質・衛生管理体制で商品づくりを行っていることを証明する制度として知られており、認定制度に適合した工場の冷凍食品には、認定証マークが付けられます。そのため、認定証マークのついた冷凍食品は安全を意味すると同時に信頼の目安になるのです。
冷凍食品はとても便利!
冷凍食品の魅力は長期保存だけではありません。料理の面でもとても便利です。
下ごしらえ不要のエコ食品!
冷凍食品は調理で面倒とされる下ごしらえ済み。捨てる部分がないため、ゴミを出すこともなく環境にもやさしいものです。食べたいときにパッと開けて調理ができるエコな食品です。
種類が豊富!
種類も多岐に渡って豊富な冷凍食品。ランチ利用したり夕食のメニューを1品増やすなど、「あともう一品」にちょうどい感覚が幅広い活用につながります。
冷凍食品は安全で、栄養のある現代人の助けとなるおうちごはん。日々の暮らしに冷凍食品を上手に取り入れて、食生活を豊かに彩ってください。