戦争から高度経済成長まで!昭和のおうちごはんを知ろう!

5月からスタートした新元号「令和」。戸惑いながらも、その呼び名に少しずつ慣れつつある人も多いのではないでしょうか。今回は、元号の振り返りとして、日本の元号で最長となる「昭和」に注目。昭和時代のおうちごはんとともに振り返ってみたいと思います。

元号の長さランキング1位は「昭和」!その名の由来は?

これまでの歴史を振り返った時、どの元号が1番長いのか?と気になるものですが、実は「昭和(1926〜1989年)」の64年と14日間が最長です。歴史が長いだけに大きな変化があった昭和時代。世界大戦や日中戦争、大東亜戦争、原爆の投下など国の命運を左右する大変な時期であったと同時に、高度経済成長により日本が急成長した時代でもありました。

そんな「昭和」の由来は、中国の古書に書かれた「百姓昭明(ひゃくせいしょうめい)の「昭」と「協和万邦」の「和」を組み合わせて作られた造語。人の平和と社会の繁栄を願って名付けられたと言われています。

「昭和」のおうちごはんとは?

昭和初期のおうちごはんを象徴するものといえば「ちゃぶ台」。畳のある和室で座布団を引いて小さくて丸いちゃぶ台を囲み、その日の出来事や学校の話を家族みんなで語りながら晩御飯を食べるのが日課だったようです。

そんな昭和初期のおうちごはんを代表する食といえば白米に麦が入ったものや焼き魚、味噌汁、煮物、和物。現代から見れば当時の食卓はヘルシーで健康志向だったことが分かりますよね。とはいえ、昭和は海外の食がどんどん流通している時代。天ぷらやお蕎麦といった日本食以外にも、オムライスやビーフシチュー、カレーライスなど、今日でも定番とされる洋食も人々に好まれていたのです。

戦争が終わり、高度経済成長とともに食の欧米化が進む昭和後期では、肉やパンが食生活の中に定着。さらに、テレビ・冷蔵庫・洗濯機という「三種の神器」に注目が集まると、食の面でも手軽に食べられて長期保存が可能な冷凍食品が登場します。忙しくてご飯を作る時間がなければ、ファーストフードやインスタントフードに頼る人が増え、飽食の時代へと移り変わりました。

・戦時中は米より芋だった

・丸いちゃぶ台を家族で囲んでご飯を食べた

・麦飯がメジャーだった

・焼き魚や煮物、和物など食の内容がヘルシーだった

・肉やパンが一気に普及した

・冷蔵庫が登場し、冷凍食品が登場した

・ファーストフードが登場した

・カップラーメンやインスタントフードが登場した

・戦後は飽食の時代となった

昭和時代のおうちごはんの特徴をざっくりとまとめてみましたが、今の食生活と比較していかがでしょうか。ちゃぶ台を囲んで家族団欒の食事を大切にしていた昭和時代。ぜひ、この機会に振り返ってみてくださいね。

参考:

厚生労働省 公式サイトhttps://www.mhlw.go.jp/index.html

昭和(ウィキペディア) https://goo.gl/9YjLHr

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