「おしゃれFOODIEがいく〈口内世界旅行~中国~〉」

世界が移動を制限し、気軽に旅行を楽しめなくなってもう随分経ちました。外食も少しずつ緩和され、テイクアウトも充実してきましたよね。そこで提案したいのが「口内世界旅行」!おうちで世界の料理を食べて、旅行気分を味わいましょう。

 第18回は “中国”です。世界三大料理の中国料理が有名な中国料理の特徴は「空を飛ぶものは飛行機以外、四つ足のものは机と椅子以外なら何でも食べる」と揶揄されるくらい、いろいろなものを食べることで有名です。そんな中国料理について、日本では大きく四種類に分けています。

〇北京料理(北部)

北京は歴代中国王朝の首都だったため、宮廷料理が発展しました。北部にあることから、米や魚より小麦粉や肉類を多く使い、味が濃いのが特徴。日本では北京ダック・餃子・酸辣湯・中華饅頭・ピータン・杏仁豆腐が有名です。

〇四川料理(西方内陸部)

唐辛子・花山椒・胡椒を多く使う、「麻辣」味が特徴。内陸部なので海産物はあまり使われず、豚肉・鶏肉・米・大豆が多く使われる料理が多いです。日本では火鍋・麻婆豆腐・担担麺・回鍋肉(ホイコーロー)・青椒肉絲(チンジャオロースー)・棒棒鶏・エビチリが四川料理をルーツにしています。

〇上海料理(沿岸東部)

海産物のほか、淡水産の食材が多いです。小籠包・八宝菜は日本でも馴染み深い料理。砂糖・醤油・黒酢を用いた甘く濃厚な味付けが特徴です。

〇広東料理(沿岸南部)

中国料理の中では薄味の部類。貝柱などのうま味も使われます。フカヒレ料理・チャーシュー・酢豚・ワンタンが知られており、燕の酢や蛇など珍味も多数あります。

そもそも中国料理と中華料理の言葉の差に違いはあるのでしょうか。中国料理は中国で食べられている料理を指し、中華料理は中国本国以外でその国々に合うように改良されていた料理を指します。日本に中華街があるように、アメリカ・カナダ・オーストラリア・アジア諸国・ヨーロッパ諸国にもチャイナタウンが存在します。華僑・華人と呼ばれる人々が世界各地でリトルチャイナを作り文化を作り上げているのです。以前、ヨーロッパに滞在したとき、チャイナタウンで食事をしたことがありますが、中華料理が懐かしくて美味しいと感激した思い出があります。毎日のご飯作りでも、中華料理は和食と同じくらい作っている気がします。本格中国料理ではありませんが、ごま油や鶏ガラスープの素・オイスターソースを使った料理は、家族からも人気ですす。それだけ日本人の舌に馴染んでいる料理なのですね。

家庭で美味しい中華料理を作る時の大きなポイントは調味料です。「紹興酒」はなかなか買うに至らないかもしれませんが、実はこれ、ぜひ買ってほしいと思うものです。中華料理のレシピで「料理酒」とある部分を紹興酒に変えるだけで、びっくりするくらい本格的で美味しくなるのです。

家庭で作る中華料理もいいけど、中華料理について書いていたら、中華街に行って雰囲気たっぷりの本格中国料理を楽しみたくなりました。中華料理は想像するだけでお腹が空いてくる魅力的なお料理ですね。毎日グリル部で「柑橘と黒酢酢豚」のレシピを公開していますので、ぜひ試してみてください。

・柑橘類とノンフライ黒酢酢豚

<レシピの詳細は画像をタップしてください ↓↓↓>

参考:「趣味探しならビギナーズ」WEB

オフィシャルメンバー:滝野 香織

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