朝ごはんで熱中症予防

気温上がり蒸し暑い日が増えてきましたね。熱中症による救急搬送のニュースなどを耳にすると、ここまで暑い日が続くと他人事ではありません。毎日できる熱中症予防にについてお話します。

1.朝ごはんで熱中症が防げる

朝ごはんをきちんと食べることは熱中症予防対策に繋がります。朝ごはんを食べない人の割合は20代の男女が一番多いとされていますが、働き盛りの男性20代から50代は欠食の傾向にあります。とはいえ熱中症での搬送年齢は10代と70代、80代が多く、やはり高齢者と子どもに熱中症のリスクが高いようです。

では具体的にどのようなものを食べればよいかというと、ごはん(白米)とみそ汁がおすすめです。ごはんからブドウ糖を摂取し、みそ汁から塩分と水分を摂ります。暑い日のお味噌汁は冷たくてもOK。体を冷やし体温を下げてくれます。前日の夜に作って冷蔵庫に入れておけば、ほどよく冷えて朝もラクですよね。

熱中症になる理由はさまざまですが、暑さによって体温の調節機能が乱れる、体内の水分量や塩分量のバランスが崩れることで起こります。ですから朝食に菓子パンやフルーツ、ヨーグルトだけの単品食事ではバランスが悪く、熱中症の予防にはなりません。ごはんを朝から炊くのが大変だという方は冷凍しておくのもよいでしょう。お味噌汁にはお肉や卵を加えればたんぱく質が摂取できます。レトルトの商品でもちろん大丈夫。お味噌から塩分は摂れますからね。さらに梅干しをプラスすることでクエン酸や塩分も摂取でき熱中症の予防や疲労回復にも良いでしょう。

2.日中の水分にも気を付ける

日中のこまめな水分補給も必要です。このとき水ではなく塩分と糖分が入っているものがよいでしょう。このような経口補水液は自宅でも作ることができます。水500mlに砂糖20g塩1.5gを入れて冷蔵庫で冷やしてください。金属にもよりますが、水筒は錆びる危険性がありますので持ち運びはペットボトルをおすすめします。子どもに持たせる場合、プラスチック製の水筒であれば問題ありません。

3.睡眠も確保する

熱中症の予防は体が休息できているかも大切です。寝苦しい夜はエアコンをかけ心地よいと感じる温度で睡眠しましょう。質の良い睡眠を心掛けるためにも寝る前のアルコールは睡眠の質を下げますので、できれば避けてください。コーヒーなどのカフェインも寝つきの妨げとなる可能性がありますので控えるのが正解。寝ている間もたくさん汗をかきますから寝る前にはコップ1杯の水や経口補水液を飲んで布団に入るといいですね。

参考文献
・厚生労働省HP

・熱中症環境保健マニュアル2018

・東京消防庁HP

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