アルコールなしの「甘酒」とは?米麹と酒粕、2種類の甘酒の作り方

美容と健康にいいとされる「甘酒」。実はアルコールが含まれている酒麹とノンアルコールの米麹、2つの種類があるのをご存知でしょうか。

アルコールが含まれていない「甘酒」は、ほっと温まりたい朝や、ダイエット中の方はもちろん、妊婦さんやお子さまもおいしく飲めることが特徴。

今回は、麴研究120年を誇る河内菌本舗に、おいしい甘酒について教えていただきました。おうちで簡単に作れる甘酒レシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。



「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」の違いとは?

甘酒は、「米麹」と「酒粕」それぞれが原料となる2種類があります。まずはこの2つの違いについてまとめてみました。

「米麹」はノンアルコール

細かく見ていくとさまざまな違いはありますが、大きな枠でまず言えるのが、アルコールが含まれているか否かが挙げられます。米麴甘酒の原材料は米・米麹・水の3つで、ノンアルコールかつノンシュガー。コレステロール値の軽減が期待できるレジスタントプロテインも含まれています。カロリーを気にされている方や妊婦さんにおすすめです。

一方、酒粕甘酒には日本酒のもろみを圧搾してつくる酒粕や、砂糖が入っています。カロリーは米麴甘酒よりありますが、酒粕甘酒は肌のハリをアップするなどの美容効果が期待できるa-EGやビタミンB群が含まれています。美容効果や整腸作用を期待したい方におすすめです。

甘みと香りで見分ける

米麹と酒麹は一見すると同じように見えますが、味や香りで違いがあります。例えば米麴甘酒の甘みは、米と米麹特有の自然な甘さで、原材料のお米の香りがふわっと感じられます。それに対し、酒粕甘酒は、砂糖で甘みを付けるので人工的な甘さです。お酒のよい香りがしますので、米麴甘酒と見た目で判断が難しいと感じても香りである程度の違いが認識できます。



自宅で作れる2種類の甘酒レシピ

ここで紹介するレシピは、電子レンジや炊飯器で簡単に作れます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

電子レンジで簡単!酒粕甘酒の作り方

【分量の目安】

酒粕…40g程度、

砂糖…大さじ1~2

湯…180cc程度

  1. コップに酒粕と少量のお湯を入れ、レンジで20秒程度温めます。
  2. スプーンで混ぜ、酒粕を溶かします。
  3. 残りのお湯と砂糖を加え、砂糖が解けたら完成です!

お好みで生姜や塩を小食加えると、さらにおいしくなるそうですよ。

炊飯器で簡単!米麹甘酒の作り方

【分量の目安】

米…1合

米麹(乾燥タイプ)…200g

水…4カップ

  1. 洗米して炊飯器の内釜に入れ、水カップ3を加えて1時間ほど浸水。
  2. 炊飯器の「おかゆモード」で炊きます。板麹の場合は、炊く間にほぐしてください。
  3. おかゆが炊き上がったら火を止め、すぐに水カップ1を加えます。
  4. へらで1分ほど混ぜたら、麹を加えて全体をよく混ぜます。
  5. 炊飯器のふたを開けたまま、濡れ布巾をかけ「保温モード」。
  6. 途中かき混ぜながら6時間ほど発酵させて完成!

甘酒でほっこり温かい日々を

甘酒は江戸時代、庶民が夏バテ予防に飲んでいたという話があるそうです。美容や健康への効果を期待できる甘酒を自宅で気軽に楽しんでくださいね。

取材協力

河内菌本舗:https://www.kawauchi.co.jp/

米麹・甘酒専門店のレンMURO:https://koujiamasake.jp/

株式会社コラゾン A amasake専門サイト:https://a-amasake.com/

参考:Kracie  https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/eat/?p=2686

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