カフェインを控えたい日にコーヒーが飲みたくなったら「デカフェ」の出番!

集中力を高めたり眠気を緩和させる効果が期待できるカフェインですが、就寝前や妊娠中など時と場合によりあまりカフェインを摂取したくないケースもあります。そんな時に安心して飲めるのが「デカフェ」の存在。このコラムでは、カフェインを控えたい方にも安心して飲めるデカフェの魅力をお伝えしつつ、妊婦さんが摂取できるカフェイン量などを解説していきます。カフェインに強くない方、妊娠・妊活中の方は参考にしてみてくださいね。



カフェインと健康

デカフェの前に知っておきたいといえばカフェインの効果。「気分を高める」「運動の疲労を和らげる」「集中力を高める」といった仕事や運動でのパフォーマンス効果を高めることで知られています。こうしたメリットが期待できる反面、過剰に摂取してしまうとめまいや心拍数の増加、震えや不眠、吐き気といった症状が出てしまう場合もあります。そのため、カフェインの摂取はWHOなどの国際機関などが注意喚起しているという実情もあります。とはいえ、「摂取してはいけない」ではなく「だいたいこれくらい」という目安が公表されています。

WHOが推奨するカフェイン摂取量

あくまでも目安ですが、2001年に公表された情報によれば“紅茶やココア、コーラ飲料はほぼ同程度のカフェインが含まれている。しかし、コーヒーにはこれらの約2倍のカフェインが含まれているため、妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべき(カフェインの胎児への影響についてはまだ確定していない)”とされているようです。

カナダ保健省のカフェイン摂取量

こちらも参考情報ですが、2010年に公表された情報によると“持病等のない成人は1日最大400 mgまで。カフェインの影響が大きいとされる妊婦や授乳中、妊娠予定の女性は1日最大300 mgまで。”とされているようです。つまり、妊娠中あるいは授乳中や妊娠予定の女性は「マグカップが230mlくらいだとしたら1日2~3杯」が目安ということになります。



カフェインの摂取を控えるなら「デカフェ」

就寝前や妊娠中など、カフェインが含まれているコーヒーを控えたいタイミングにおすすめするのが「デカフェ」です。デカフェとは、カフェインが含まれている飲料からカフェインを取り除いたもの。すべてカフェイン0%というわけではなく、カフェインの摂取量が極力少なくなるというイメージです。

ですので、カフェイン「0」を求める方は「ノンカフェイン」と記載されているものをチェック。コーヒーは好きだけどカフェインはちょっと控えたいという方に気分転換に飲んでいただくドリンクとしておすすめです。いつものコーヒーと同じような感覚で飲める、それがデカフェを語る魅力のひとつでもあります。

コーヒーは大好きだけど、なんらかの事情で控えたいという方におすすめしたいデカフェ。ぜひティータイムを楽しんでください。

参考

厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

ママ、あのね;https://www.lion-dent-health.or.jp/mama-anone/pregnancy/article/preg-caffeine-01.htm

ヒロクリニック:https://www.hiro-clinic.or.jp/nipt/pregnant-woman-caffeine/

タグ

    オススメコラム・特集

    このコラムに関連するコラム