ニンジンの臭み取りで気になる臭いを解決

さまざまな「おうちごはん」で大活躍してくれるニンジン。彩りもよく、スーパーで購入しやすいリーズナブルな価格帯ということで、主婦にとって扱いやすい野菜の1つですよね。ですが、セリ科特有の青臭い香りや味が苦手な方もいるのではないでしょうか。

このコラムでは、ニンジンの気になる臭いを解決する方法をご紹介します。



ニンジンの臭み、原因は香気成分

ニンジンの臭みは、ニンジン特有の香気成分の影響といわれています。香気成分とは食材や植物そのものが放出しているニオイ物質。ニンジンの場合、青臭さを感じる成分やツンとした臭い、フルーティーな香りなどさまざまな香気成分が含まれているとされています。



ニンジンの青臭さは「塩」と「お酢」で解決!

ニンジン特有の臭みは、塩もみと酢水で解決できます。やり方は簡単。まず、ニンジンを塩もみをして、5分ほど放置します。するとニンジンから余分な水分が出てくるのですが、それがえぐみや臭いの原因といわれています。このニンジンを水で洗い流したら、しっかり水気を取りましょう。シャキシャキ食感を残したい人は、キッチンペーパーなどでやさしく拭き取ってください。

そして、水とお酢で作った酢水の中にニンジンを入れてレンジで30秒加熱。これで中和され、気になる臭みや酸味が打ち消されます。加熱時間は30秒ですので、サラダに使いたい時にもOK。さまざまな料理に活用できるので、とても便利です。ちなみに、酢水にさらす方法は、ゴボウやレンコンのアク抜きにも使われています。煮物を作るときは、酢水があると便利かもしれません。



茹でるとニンジンはまろやかになる!

生で食べるより、加熱することでニオイや味がまろやかになるニンジン。ニオイが苦手な方は下茹でしてから調理すると、よりニンジンが食べやすくなります。それでも気になる人は、油で炒めることでさらにニオイを抑えられます。

その他にも、冷蔵庫で保存するのではなく「風通しの良い冷暗場所」で保存するのもおすすめ。もちろん紹介した方法全てを試す必要はありません。ご自身が取り入れやすい方法で、ニンジンを今よりもっと美味しく食べてくださいね。

参考

にんじんの匂いは生と加熱で変わる!?香り成分の特徴とは|カゴメ

ニンジンの香気特性の品種間差異とそれを形成する重要香気成分の特定|農研機構

「酢水にさらす」とは?気になる濃度やおすすめレシピ|クラシル

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