6月6日は梅の日!その由来は?実は奥深い梅雨とのつながり

6月6日は「梅の日」。実は「梅雨」に関係するといわれている梅の日について、あらためてその由来や意味、梅雨との繋がりを解説します。

いつから6月6日が「梅の日」になった?

6月6日が「梅の日」となったのは、2006年からでごく最近の話です。紀州梅をPRする一環として紀州梅の会が6月6日を「梅の日」と定めたことが考えられます。

6月6日が「梅の日」である由来は?

続いて、6月6日が「梅の日」である由来はどうでしょうか。1545年4月17日の室町時代にさかのぼること500年ほど前、京都の賀茂神社で当時の天皇であった後奈良天皇が五穀豊穣を祈る神事に梅を献上されたという故事が残っていたそうです。それが今日の梅の日の由来として知られていると考えられています。梅が献上されたという1545年4月17日は、現在の暦に置き換えると6月6日。この時期は梅の収穫が本格的に始める時期にあたります。

現在の「梅の日」に開催される行事は?

6月6日が「梅の日」に登録されて以来、和歌山の熊野本宮神社や須賀神社、京都の下鴨神社や上賀茂神社では、梅を奉納する行事を執り行っています。また、一部の小中学校での給食では、梅を食べる取り組みが行われているようです。

「梅の日」と「梅雨」の関係は?

あらためて「梅の日」と「梅雨」には、どのような関係性があるのでしょうか。実は、先ほどの故事には続きがあり、後奈良天皇が梅を奉納するやいなや、たちまちにして雷鳴がとどろき、雨が注いだという伝承があるのです。人々はその雨を天恵の雨として崇め、梅に感謝して「梅雨」と呼んだのだとか。そこから「梅雨」という言葉が生まれたと言い伝えられています。

「梅ポリフェノール」は健康にも◎!

私たちにとって身近な梅ですが、大阪医科薬科大学の研究によると梅に含まれている梅ポリフェノールは殺菌作用が高いという検証結果が出ているそうです。安全性が高いともいわれている梅ポリフェノール。食中毒が増えやすい梅雨時期は、各種加工食品やアルコール消毒液などへの利用が期待されているといわれています。

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【紀州梅の会】

【紀伊民報】

【JA紀州】

【大阪医科薬科大学】

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