消化が良くて、健康やダイエットにもおすすめとされる「お粥」。さまざまな食材と組み合わせることでアレンジを楽しめる料理として知られています。

どのような具材や味付けがお粥と相性のいいのか、おなかの底から元気になる東京・広尾のお粥バル「ファビュダイン」から教えていただきました。

白米のお粥に合う具材

オーソドックスな白米のお粥に合わせるなら、緑の野菜や海藻類などがおすすめ。ほうれん草やわかめなど胃にやさしい具材を足していくことで、消化にも良く栄養もしっかり摂れます。また、脂質やたんぱく質、ビタミンが豊富な「ごま」をふりかけるのも相性抜群。お米のみでは摂取できない栄養素を吸収できます。

目的別で考える、お粥に合う具材

お粥は具材や出し汁などを変えるだけで、さまざまなバリエーションを美味しく楽しめる料理。目的に合わせて具材の内容を考えてみるのもおすすめです。ここでは目的別で見るオススメの具材をご紹介します。

成長期のお子さまは？

成長期のお子さまに積極的に摂ってほしい栄養といえば、食物繊維やたんぱく質。海藻類や緑の野菜、豆類、焼き魚などがおすすめです。同じたんぱく質でも脂が多めのお肉はお粥との食べ合わせがよくないこともあるので、油を使わない蒸し肉にしましょう。

ダイエット中の方は？

ダイエットを意識している方は、健康効果が期待できるバジルやハーブがおすすめです。香りもよく、リラックス気分とともに美味しく味わえます。

便秘気味の方は？

レンコンやゴボウなどの根菜類は、食物繊維が豊富で便秘が気になる方に積極的に摂っていただきたい食材。根菜は身体を内側から温めてくれる野菜ですので、冷え対策や温活を意識している方にとっても食卓の一品に加えてみてください。

体調不良の方は？

体調がすぐれず食欲が低下しているときこそ、エネルギー補給は大切。根菜類や魚介類を小さくカットしておかずに入れてみましょう。消化に良いサイズにカットすると食べやすさもアップできます。

身体にやさしいお粥生活

シンプルで素朴なお粥ですが、さまざまなバリエーションで栄養も摂りながら美味しく召し上がれます。自宅のキッチンにある顆粒出汁や昆布出汁、チキンブイヨン、野菜ブイヨン、アーモンドミルクなど、水の代わりに使えるものでお粥を作ると味の種類も広がります。おうちごはんとしても取り入れたいお粥生活。ぜひ楽しんでくださいね。

取材協力：ファビュダイ https://fabulous-lab.co.jp/fabudine/

参考：井上海産物店 https://www.kaisou-tuhan.com/?mode=f13