2025.9.1UP
秋の紅葉ピクニックで映えるお弁当!キレイな詰め方とは?
澄んだ空気に色づく木々。まだまだ残暑が残る時期ですが、秋はピクニックにぴったりの季節です。
このコラムでは、見た目と味の両方を楽しむための「キレイに詰める」テクニックをお届けするとともに、おいしさを引き立てる彩りや、プロっぽく見えるコツを紹介します。
彩りが鍵!お弁当の第一印象を決める工夫
秋晴れの空の下、色づく木々を眺めながら食べるお弁当は、格別な味わいがあるというもの。だからこそ、パッと見たときの「おいしそう!」という第一印象がとても大切です。そんなお弁当をキレイに見せる第一のポイントは、「色のバランス」。赤、黄、緑といった鮮やかな色合いは、視覚的な食欲を高めてくれます。
たとえば、ミニトマトやパプリカのソテー、ブロッコリー、卵焼きなど、調理も簡単で色味もはっきりした食材を入れると一気に華やかに。また、茶色くなりがちな揚げ物や煮物は、レタスやしそなどの葉物で仕切ったり、ピックで高さを出すとメリハリがついて印象が変わります。紅葉の赤や黄とリンクする色味を意識すると、秋らしさも自然に演出できます。
立体感とすき間埋めが「プロっぽさ」を演出
続いて取り入れたいのが、「立体感」と「すき間をうまく埋める」。キレイなお弁当は、平面的に見えず、どこか立体的でふっくらとした印象があります。詰め方の基本は、「大きいものから順に、斜めに立てる」こと。メインの唐揚げや卵焼きは、寝かせるのではなく立て気味に入れることで、ボリュームと動きが出ます。
また、すき間ができた部分には、ブロッコリーやカップ入りの副菜を使って調整すると◎。仕切りカップやバラン(しきり用の葉)を使うのもおすすめです。最近では紅葉型のシリコンカップなど秋を感じるグッズも増えているので、季節感を演出すると気分も上がります。さらに、食材の向きをそろえて詰めると見た目の整頓感がアップ。ごはんの海苔巻きや肉巻きなど、横向きにそろえるだけで「プロが作ったような仕上がり」に近づけます。
食べる前から楽しい、仕掛けのあるお弁当を
ピクニックのお弁当は、「ごはん」ではなく「イベントの一部」。だからこそ、ちょっとしたサプライズや遊び心をプラスしたいところです。紅葉の形をしたニンジンの飾り切りや、型抜きしたハムやチーズは、子どもだけでなく大人にも好評。デザートにフルーツを入れるなら、色合いと形にこだわると最後まで楽しく食べられます。柿やぶどうなど秋の果物を小さく切ってピックに刺すだけでも、秋らしい雰囲気に。お弁当箱やレジャーシートも秋色や木目調でそろえれば、素敵な秋ピクニックの完成です。思わず写真を撮りたくなるような、おしゃれでおいしいひとときを演出してくださいね。
秋を詰め込んだお弁当で、季節を味わう
秋のピクニックは、自然の色彩と風を感じながらゆっくり過ごせる特別なアウトドアイベント。その中でもお弁当は、重要な役割を持つ存在です。「おいしい」だけじゃない、「見て楽しい」秋のお弁当があれば、ピクニックの楽しさはぐっと広がるはず。紅葉と一緒に、心に残るランチタイムを楽しんでください。
参考: