2025.4.13UP
塩に賞味期限はある?塩が腐らない理由と保存方法を解説
スーパーで商品を買うとき、賞味期限をチェックされる方は多いと思いますが、塩に賞味期限はあるのでしょうか。賞味期限が基本的には表示されていない塩は、有機物などを使用している場合のみ賞味期限が設定されています。
このコラムでは、賞味期限がない塩が腐らない理由と保存方法について紹介します。
塩に賞味期限はない?腐らない理由は?
無機質であり化学反応を起こしにくい化合物である塩は、一般的に性質が変わりにくいといわれています。そして環境による変化の影響も受けにくいと考えられているため、異常なほどの高温だった…などイレギュラーがない限りは、そのままの状態です。
また、塩は湿気を吸収しやすい物質ですが、水分を吸収するだけでは化学反応は起きないと考えられています。このような理由から賞味期限が記載されていません。
一方、注意したいのは原材料に有機物が含まれている塩。この場合は賞味期限が記載されます。たとえば減塩の塩などは、添加物が含まれていることがあるので「塩に賞味期限はない」と思い込まず、しっかり確認してから購入しましょう。
塩の正しい保存方法は?
塩は高温多湿を避け、常温で保存する方法が一般的です。ここでは、塩を保存する際のポイントを紹介します。
保管場所は高温多湿を避ける
温度変化が激しい場所、例えばコンロ周りや家電製品の近くは避けた方が良いとされています。
冷蔵庫は出し入れするときに湿度の変化の影響を受けやすく、水分が加わってしまう可能性があるため、おすすめできない保管場所とされていますので、注意してください。
常温で、火や家電製品を避けた場所で保管してください。
においの強い食品を避ける
塩はニオイ移りがしやすい調味料です。ニオイの強いほかの調味料や食品、香りもの(石鹸など)からは離れた場所で保管してください。
保存容器は金属製を避ける
錆が生じやすいので、金属製の保存容器は塩の保存容器として向いていません。清潔できれいな容器なら、プラスチック製、ガラス製、陶器製どれでもOKとされていますが、どの容器で保存するにしても密閉容器がおすすめです。ただし、購入したままの袋(ビニール袋など)は湿気が入りやすいので、必ず密閉容器に移し替えてください。
参考: