「マルチグリルで低温調理」

 我が家のビルトインコンロが新PROGREになり、新たに低温調理の機能が追加されました。たんぱく質ブームで、まさに低温調理機はヒット商品になりましたよね。私もほしいなあと思いつつ眺めていましたが、この度新しくなったPROGREに低温調理機能があると知って感激しました。

 マルチグリルで低温調理をする場合は、キャセロールに付属の燻製網を敷き込み、食事を食品用ポリ袋に入れてのせ、側面段差の位置まで水を張ります。蓋はアルミ箔で覆い、水漏れを防ぎます。マルチグリル調理モードを「低温調理」に設定して時間指定すると、調理中に点火と消火を自動で繰り返して低温調理を実行してくれるのです。このコラムでは、もう少し具体的にお伝えできればと思います。

 まず、アイラップのような加熱調理に耐えられる「高密度ポリエチレン」の食品用のポリ袋を用意しましょう。“湯せん調理”と書かれているものを選ぶのがポイントです。値段の安いものであれば「厚さ0.01mm以上」あるか確認しておくと◎。普通のビニール袋では、熱に弱く穴が開いてしまったり、加熱により有毒物質が出てしまう可能性があるので絶対に使わないでください。

 食材の注意としては、新鮮な肉を使用すること。冷蔵庫から出してすぐに調理に入る、食材に素手で触らない、調理器具も衛生面に注意する、など低温調理をする際は食中毒を起こさないための配慮が必要です。また、乳幼児や高齢者、体調のすぐれない方は、そもそも低温調理のお料理があまりおすすめされません。その理由は、食中毒のリスクがあるため。一般論としては、食べないほうがいいとされています。

 マルチグリルのキャセロールで低温調理を行う場合は、高さ制限があります。そして食材の厚さは2㎝以内が目安。肉の場合は250gが最適です。これを守らないと、食材がうまく加熱されないことがあるそうなので注意してくださいね。

 マルチグリルに付属しているCOOKING BOOKに、詳しい注意書きが記載されていますので、しっかり読みましょう。

  

 そんなマルチグリルの低温調理機能で、今回は鶏むね肉と牛肉を調理してみました。かかる時間は、鶏むね肉が約80分、牛肉は約140分が目安。一般的な低温調理機でも2~3時間の加熱時間が必要とされるので、特別なことではありません。それに、マルチグリルは使用中にコンロをふさぐことはないので、時間がかかっても問題なし。温度管理をしてくれているので、マルチグリルの扉を開けないよう注意しましょう。

 仕上がりはというと……。しっかり低温調理できていました!しっとりと加熱されて、いい感じです。低温調理には、牛赤身肉や鶏むね肉、サーモンなど低脂肪高たんぱくの食材が向いています。健康を意識している方、トレーニングをしている方にはもってこいですね。自分で作れば余計な添加物は摂らないし、添加物を摂らなければ体内のミネラルも失われにくいと良いことだらけ。レシピを載せておきますので、ぜひご覧ください。

・漬け込みローストビーフ

<レシピの詳細は画像をタップしてください ↑↑↑>

・鶏むね肉の低温調理チャーシュー風

鶏むね肉の低温調理チャーシュー風

<レシピの詳細は画像をタップしてください ↑↑↑>

おうちごはんで低温調理をする機会は今まであまりありませんでしたが、マルチグリルで使えるようになったことで、より気軽に簡単に楽しむことができました。



参考:マルチグリル クッキングブック

オフィシャルメンバー:滝野 香織

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