こんな時ジャムはどう選ぶ?正しい知識で選ぶ新しい食の基準とは

「体に良いものを食べたい」「安心・安全なものを食べたい」人々の食に対する価値観は、ここ数十年の間でめまぐるしいほどの変化を遂げました。お肉や野菜、果物といった食材はもちろん、調味料からお菓子までダイエットや健康を考えて値段や量でなく「質」で選ぶ人の比重が増えつつあります。

そしてそれはジャムの世界でも同じこと。食に対する基準が少しずつ変わりゆく今、正しい知識で体に入れるモノを選ぶことが求められています。今回は、日本の四季を活かしたこだわりの素材と製法でMade in Japanジャムを作るセゾンファクトリーより、プロモーションチームの菅原さんにジャムに関する食の基準について教えて頂きました。

糖度が高いと摂取カロリーも高いの?

ジャムと聞いて真っ先にイメージするのは、果物がギュッと濃縮したようなあの濃厚な甘さ。その甘さからも想像できるように、ある程度の砂糖が使われていることは言うまでもありません。少量でもカロリーがしっかりあるため「糖度の高いジャムはダイエットには不向きでは?」と思われている人もいるかもしれませんが、実は糖度の高い低いがカロリーに関係しているわけではないのです。

もちろん糖度に比例して若干カロリーが異なる場合もありますが、近年は人工甘味料などが出まわっているため、「糖度が高い=カロリーが高い」とは限りません。脂質も塩分もほとんどないジャムの主な栄養素は炭水化物(糖分)。「糖分が高いと太る」と頑なに拒否してしまう方がストレスを溜めてしまう可能性がありますので、まずは糖分が高くても低くてもカロリーにはそこまで影響がないことを覚えておきましょう。

正しい情報が義務付けられる時代へ!新しい食の基準

食にまつわる問題や課題があるからこそ消費者が正しい情報を知る必要がありますが、実は現在(2019年2月時点)のジャムに関する栄養成分の表示は義務付けられていません。

近い将来、食品の裏表示には栄養成分の表示が義務化され、第一主原料の生産地や製造者・販売者の表記がマストになる時代がやってきます。誰がどこで作っているのか分かるようになり、生産側も信頼できるモノづくりが問われることになるでしょう。とりわけ、健康や美容に関する機能面は今後さらに厳しくなる傾向も予想されているのだとか。目指すライフスタイルに合わせて自分の体に入れるべき食べ物を消費者がしっかり選べる、そのような時代が当たり前になる未来も、そう遠くないはずです。

何を選び、食べるかは与えられた情報を見て考えて選択する、そんな未来に備えて今から意識してみてはいかがでしょうか。

取材協力:

セゾンファクトリー https://www.saisonfactory.co.jp/

参照:

日本ジャム組合 http://www.jca-can.or.jp/~njkk/

ジャムの専門ページby PINTORU https://food-drink.pintoru.com/jam/

タグ

    オススメコラム・特集

    このコラムに関連するコラム