2019.11.28UP
お誕生日のろうそくの秘密
誠にわたくし事ですが
11月は娘のお誕生日があります。
そしてお誕生日には
ケーキにろうそくを刺して
お祝いします。
このお誕生日にケーキ、そしてろうそく。
この意味を皆さんご存知ですか?
私がアメリカにいた頃、
バースデーケーキのろうそくを消すときに
“make a wish!”と言われてびっくりしました。
火を一息に吹き消したら、願い事が叶うと言われているからです。
バースデーケーキにろうそく……は小さなころから
両親に祝ってもらっていたけれど
“願い事が叶う”とは知りませんでした^^
この時の私の年齢は30歳。
30回分の願い事を取り戻そうと思ったこともありました。
…話がそれましたが
バースデーケーキにろうそく。
というのは、古代ギリシャ時代にまでさかのぼります。
月の女神アルテミスのお誕生日を祝うため
月をイメージした“丸い”ケーキ、そして月の光からインスパイアされた
ろうそくに火をつけて神殿の祭壇にお供えしていたことに
由来しています。
そして、そのろうそくの煙にのせて天にいる神々に
みんなの願いが届くと信じられていたのだそうです。
ですので、お誕生日には“月に見立てた”丸い“ケーキと
光に見立てた“ろうそく”
そして煙の立つ、まさにろうそくが
消える瞬間の“make a wish!”だったんですね。
その後、ドイツで悪霊は子どもの誕生日を狙ってやってくる。
という言い伝えがあったことから
悪霊から守って下さいという親の願いを込めて
“子ども”の誕生日にケーキとろうそくで
神々に願いを届けるために、この習慣が出来たとのことです。
月の神様と
子どもへの想い
お誕生日ケーキとろうそくに
ロマンチックな物語があるのですね。
皆さまぜひ、
ろうそくを消すときには
お願い事をどうぞ。
参照:スズキのハッピーモーニング:ラジオ