SNS映えより栄養バランス?withコロナで変化するおうちごはんの優先順位

テレワークや外出自粛によるwithコロナの生活で「食」に対する意識が大きく変化した今。それに伴い、おうちごはんに対する考え方の優先順位も同様に変わりつつあります。このコラムでは、あらためて覚えておきたい栄養バランスについてまとめてみました。

栄養バランスの基本は「五大栄養素」「三色食品群」

ここ数年、スーパーフードなど栄養価の高い食材が注目を集めていましたが、食事バランスの基本は「五大要素素」と「三色食品群」。どれだけ栄養価が高くても、栄養が極端に偏るよりバランスよく摂取する方が体のためには良いといわれています。義務教育で学んだ食の基本をあらためて振り返ってみましょう。

【五大栄養素】

体を活動させるエネルギーになる「炭水化物」、筋肉や血液をつくる「たんぱく質」、体の熱やエネルギーに変換される「脂質」、骨や歯などをつくる「ミネラル」、体の調子を整える「ビタミン」、これら五大栄養素は、私たちの身体に絶対必要なもの。食べ過ぎはNGですが、元気な身体作りに欠かせません。

【三色食品群】

五大栄養素と並んで覚えているといえば、三色食品群、「赤色」「黄色」「緑色」と食品を色分けした栄養バランスの考え方です。

「赤色」

血液や筋肉など身体をつくる栄養素。肉や魚、卵、大豆製品、牛乳などが代表的な食材として知られています。

「黄色」

身体を動かすエネルギー源になる栄養素。パンやご飯、穀類やイモ類、油などが該当します。

「緑色」

身体の調子を整える栄養素。緑黄色野菜や海藻、きのこ類、フルーツなど、ビタミンやミネラルが多く含まれている食材です。

SNS映えは「毎日」でなく「たまに」がちょうどいい

栄養バランスを考慮した食事メニューを毎日考えるのは、とても大変です。そこにSNS映えするようなハイレベルな見た目へのこだわりが入れば、家でごはんをつくることに対して少なからずストレスになる方も少なくありません。

ただその一方で、毎日同じようなものばかりを食べているのも逆にメリハリがなくなり、食べる楽しみが薄れてしまう可能性もあります。「ちょっと手抜きする日」「デリバリーと手作りのミックスした日」「パーティー料理っぽくする日」など、おうちごはんを食べるシチュエーションやニア様に変化を持たせて刺激を与えていくことも大切なこと。SNS映えに疲れて完全に離れてしまう前にちょっと立ち止まり、上手な距離感でさまざまな要素を取り入れてあげると、心にもゆとりができるのではないでしょうか。新型コロナウイルスでネガティブな気持ちに偏りがちになるときだからこそ、明るくポジティブなマインドを忘れないでくださいね。

参考:

農林水産省 https://www.maff.go.jp/

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