2021.9.16UP
二十四節気に合わせて心と体を整える“秋分”
二十四節気(にじゅうしせっき)を意識しながら、自分の内側に耳を傾け、自然の流れに沿った食事を通じて健やかで彩り豊かな毎日をおくる。第105回は「秋分(しゅうぶん)」です。
9月23日~10月7日頃、長かった残暑も影を潜め、秋が深まっていく頃です。9月に入ると、スーパーマーケットは「秋」を売り出し始めますよね。今回は大好きな秋をうたったビールについてお届けします。
食欲の秋、味覚の秋。秋は美味しいものが多く、暑さも和らぐので食欲も出てきて、食いしん坊にはたまらない季節ですよね。美味しい食事には美味しいビールがつきものです。
秋のビールは、各社秋の紅葉を思わせるようなデザインで発売されます。サンマや秋の味覚と合わせて飲みたくなる…そんなデザインですよね。何故こんなにも秋のビールをイメージ戦略して売り出そうとしたのかというと、これまでビールのハイシーズンは暑い夏であり、暑さが和らぐ秋になると売り上げが落ち込んでしまったから…という理由だそうです。
そこで“秋限定”のビールを作り、秋の味覚と共に限定のプレミア感あるビールをゆったり楽しむイメージ戦略で秋もビールが売れるようになったそうです。まるで平賀源内の土用うなぎの話のようですね。
秋限定のビールといえば、しっかりした味わいが特徴。夏のさっぱりとした食事に比べ、秋は脂がたっぷりのった魚や、味付けがしっかりした煮物・炒め物といった料理が増えますよね。そんな秋の料理に合うよう、ビールもしっかりとした味わいのものが作られるそうです。夏のビールはゴクゴクと喉を潤し、爽快感を求めるのであれば、秋のビールは豊かな実りを味わいながらゆっくりと食事と共に味わうビールなのです。
パッケージデザインは各社、赤やオレンジ色に金色を合わせ、ゴージャス感やリッチ感を打ち出す傾向があります。実際にホップの量が通常のビールより多いものも多く、リッチな味わいになっているそうですよ。どうりで美味しいわけです。ホップを増やした分、アルコール分も増えているケースもあるので表示をチェックしててみてください。
秋の季節限定ビールが成功したからか、今では春夏秋冬、四季折々の限定醸造ビールが売られるようになりました。旬の食材と合わせて美味しいビールが選べるなんてなんと嬉しい事でしょう!今年はまだまだおうち飲みが主流です。充実したおうち時間に秋の味覚と秋のビールを楽しみましょう!
焼き鳥と秋の野菜串 レシピはこちら
参考:「キリンホールディングス株式会社」WEB
オフィシャルメンバー:滝野香織