残暑の食卓はスパイスを取り入れよう

厳しい暑さの2021年夏。

もはや日本国内北も南も暑いのは当たり前。

あまりの暑さに食欲も落ちてしまいがちですよね。

暑くて食欲が出ない時は、料理にスパイスを取り入れるのがおすすめです。私が夏に愛用するスパイス数種をご紹介します。

チリパウダー

メキシカンな香り漂うチリパウダー。唐辛子、オレガノ、クミン、ガーリック、パプリカなどのスパイスを配合したミックススパイスです。「チリ」という名前を聞くと辛そうなイメージを持たれるかもしれませんが、辛みは控え目。ご飯に一振り、じゃがバターに一振り。

いつもの料理が一気にメキシコ料理風に。

いつもの枝豆をチリパウダーでスパイシーに仕上げるのもおすすめですよ。

枝豆ガーリック     レシピはこちら



クミンシード

コロナ禍でスパイスの売り上げが急増しているそうですが、その中でも人気の高まりを見せているのがクミンシード。カレーに欠かせないスパイス、クミンの粒上のものです。低温の油で香りを出してから野菜と一緒に炒めると、プチプチの食感が楽しいクミン風味の炒め物の完成です。塩やしょうゆなどのシンプルな味付けでも、クミンのスパイシーさで思わずおはしが進みます。

花椒(ホアジャオ)

ビリビリしびれるマーボー豆腐。あのしびれる辛さを生み出しているのが花椒です。花山椒と書くこともありますが、日本料理で使う山椒とは別物。ホール状のものは中華食材店などで手に入りますが、丸い粒がはじけて花が開いたような形をしています。粒上のものは、油でしばらく炒めてあげると、香りがフワっと立っていい感じ。マーボー豆腐はもちろん、蒸し魚の仕上げに花椒油をさっとかけると、しびれる辛みと香りで食欲増進間違いなしです。ホールタイプが手に入らない場合は、ひいたものもおすすめ。ひいたものは香りが飛びやすいので、食べる直前にかけるといいですよ。



私はどうにも食欲が出ないときは、こういったスパイスをガツンときかせた料理をよく作ります。スパイスをうまく使って、残暑を乗り切りましょう。



参考:スパイス&ハーブの使いこなし事典(主婦の友社)

オフィシャルメンバー:戸根みちこ

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