2021.6.15UP
ローリングストックしてみよう
東日本大震災や熊本地震代表される大型地震。
今後30年以内に「70%から80%」の確率でマグニチュード8から9の巨大地震が発生すると言われている南海トラフ巨大地震。
毎年のように訪れては、日本列島に多大なる傷跡を残していく台風。
さらには、去年からの新型コロナウイルスの流行。
私たちの生活は、嫌でも「災害」とは切っても切り離せないものになってきているように感じます。
損保ジャパン(株)が行っているアンケートでも、7割以上の方が大きな自然災害の起こる確率が高まっていると感じていると答えています。
「災害時の備え」というものが、「起こらないとは思うけど、いつか起こった時のために」というものではなく、「明日にも起こる可能性のある事態に備えて」するものに変わってきていると感じている人は多いのではないでしょうか。
そのような状況下で注目されているのが、長期保存の出来る非常食ではなく、日常的に食べる食品を多めに買っておき、食べたら買い足すという「ローリングストック」です。
非常食として思い浮かべるものは「カンパン」「アルファ米」「缶詰」「レトルト食品」などでしょうか。
災害があった時に怖くなってまとめて買って、気づいたら賞味期限が切れていた、なんて経験をしたことのある方も少なくないと思います。
そのタイミングになって初めて非常食を食べてみたものの、あまりおいしくなかったり栄養が偏っていたり、その時になって初めて気づくこともあります。
ローリングストックは、普段食べているものがそのまま非常時の食料品になるので、味や食べ方を知っているのが安心ポイント。不安な非常時に、いつもと同じホッとする食材があるだけで心強いですよね。水をあまり使わない、お皿を汚さないなども嬉しいポイントです。
そんな中、私が最近気に入っているローリングストックが、顆粒状のみそや乾燥野菜。これらがあれば、非常時でも手軽にお味噌汁を作ることができ、非常時に懸念される野菜不足解消にも役立ちます。
缶詰は、我が家で一番家族の人気が高いツナ缶を大量買い。食べなれないストック缶はこれ以上買わないようになりました。
また、調理器具では圧力鍋がおすすめ。
カセットコンロと圧力鍋があれば、短時間でご飯が炊けますし、高さのある圧力鍋であれば、下段でご飯を炊きつつ上段で蒸し料理を作ることもできます。
こういったことも、非常時に突然行うのは難しいので、日ごろから意識してやってみるといいですよ。
参照:地震調査研究推進本部事務局データベース
損保ジャパン(株)「災害への備えに関するアンケート」結果
オフィシャルメンバー:戸根みちこ