2021.5.17UP
知ってる?オーガニックフードのメリットとデメリット
環境問題や健康への意識から、注目を集めているオーガニック(有機栽培)。値段は少し高いけど、家族の健康を考えて取り入れ始めている方も増えています。そこで今回は、オーガニックフードのメリットとデメリットについて、あらためて考えてみたいと思います。
オーガニックフードのメリットは?
お値段が高くても買いたいと思える、オーガニックフードの良い部分からまずはチェック。
《1》JASマークで安心の目安がわかる!
オーガニックであってもなくても、食品衛生法の規定により安全が確認された食品を私たちは毎日食べていますが、この安全性レベルをさらに上げた規定が日本のオーガニック食品には必ず貼られている「JASマーク」。通常の農薬や化学肥料は禁止され、天然由来の農薬など人にやさしい成分を使った農薬だけが許可された食品がオーガニックです。日本では有機JAS認証ですが、世界ではもっと細かな規定を設けている有機認証がたくさんあります。
《2》遺伝子組み換え食品ではない
害虫や農薬に強い・・・など通常なら何十年という月日をかけて行う品種改良を、より早く効率的に完成させるのが遺伝子組み換え。農林水産省では、悪影響を防ぐための影響評価や管理が行われていますが、まだまだ未知の分野で不安を持つ方もいるでしょう。この遺伝子組み換えが行われていない食べ物がオーガニックです。
《3》素材本来の味が楽しめて美味しい
食品添加物や農薬を抑え、丁寧に生産される傾向が高いオーガニックフードは、素材本来の美味しさが楽しめます。その土地に合わせて地産地消で栽培された野菜や果物は、味に個性が出て、それが美味しいという感動につながることも。スーパーでは、どこでどんな人たちが作ったのか「生産者の顔」が紹介されていることも多く、オーガニックでない食品に比べて食べる幸せを感じやすいかもしれません。
《4》環境にやさしいエコ志向
オーガニックは環境問題にもやさしい栽培方法です。食卓で食べ終わった生ゴミなどが肥料となり、食物を育てる土の栄養となり、そこから野菜や果物、お米が育ち、また食卓でいただく・・・自然界にやさしい流れで環境に負担をかけない手法です。
オーガニックのデメリットは?
一方でオーガニックのデメリットは、コストが高く手間がかかるところ。有機JAS認証の基準をクリアするだけでも大変な労力がかかり、生産するための資金もそれなりに必要です。最近ではInstagramなどのSNSから個人でオーガニックスイーツやオーガニック野菜を販売するといった新しい風が流れていますが、有機JAS認証がなくても「これなら絶対に大丈夫」と確実な情報があれば「有機JAS認証レベルの食品」がSNSから購入することができます。正しい情報を自分で判断しなければならない今の時代ですから、今のうちから目を肥やしておくのもおすすめです。
メリットがたくさんあるオーガニックもデメリットはつきものです。何を選択して何を食べるか、家族の健康を守る食卓の在り方をこの機会に考えてみてくださいね。
参考:
農林水産省公式サイト:https://www.maff.go.jp/
オーガニック認証センター:http://organic-cert.or.jp/
有機JAS資材評価協議会:http://www.yuhyokyo.com/
だいずDAYS :https://daizu-days.com/