夏風邪と冬風邪はなにが違うの?家族の健康を守る予防対策

夏の体調不良でよく耳にする「夏風邪」。夏にひく風邪だから夏風邪……と思いがちですが、冬に流行する風邪とは異なるのをご存知でしょうか。このコラムでは、夏風邪と冬風邪の違いから予防対策までをお届けします。

「夏風邪」「冬風邪」それぞれの症状は?
夏風邪も冬風邪もウイルスによる感染が原因ですが、ウイルスの種類や症状に違いがあります。それぞれどんな症状かをまずはチェックしてみましょう。

■夏風邪の特徴
症状:咳、下痢、腹痛、発熱、食欲不振

夏風邪の代表といえば、プール熱や手足口病。エンテロウイルスやアデノウイルスといった高温多湿の環境を好むウイルスが原因となる風邪です。症状が軽いことも多く夏バテと勘違いして油断すると、長引いたり感染症を引き起こすリスクがあります。

■冬風邪の特徴
症状:くしゃみ、咳、鼻水、のどの痛み、鼻づまり、発熱など

くしゃみや咳など呼吸器に関わる症状が出やすい冬風邪は、インフルエンザウイルス、RSウイルス、ライノウイルスといったウイルスが原因。今世間を騒がせているコロナウイルスも冬風邪のウイルスに該当します。


夏風邪にならないためには?

「手洗い・うがいの後は清潔なタオルがベスト」
夏風邪を予防するためには、毎日の生活週間が大切。新型コロナウイルスでも強くいわれている手洗い・うがいは、夏風邪対策につながりますので、ぜひ続行してくださいね。また、手洗いうがいに意識を取られて見落としてしまうトイレや洗面所のタオルも清潔なものを使うこと。使い終わりの汚れ&湿り気のあるタオルはウイルスが繁殖しやすい状態です。キレイに手洗いをしてもタオルから感染する可能性もありますので、使いまわしはやめておきましょう。

「エアコンで室温をコントロールする」
暑さ対策でエアコンが効いた涼しい部屋に長時間居続けると、身体を冷やして免疫力を低下させてしまう可能性があります。暑すぎ・寒すぎの極端な環境を避けるためにも、28℃くらいを目安に室温をキープしてお腹や手足を冷やさないように部屋の温度をコントロールしてください。

もし夏風邪の症状が出てしまった場合は、スーパーやコンビニでも購入できる経口補水液やスポーツドリンクで水分を摂り、脱水症状を起こさないようにしてください。症状が続くようであれば、自分の判断で市販の風邪薬を使用せず、かかりつけ医に診てもらうことをおすすめします。新型コロナウイルスが少しずつ収束しているとはいえ、まだまだ予断を許さない状況が続きます。家族の健康を守る予防対策として、ぜひ取り入れてはいかがでしょうか。


参考:
第一三共ヘルスケア公式サイトhttps://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
一般社団法人 練馬区医師会http://www.nerima-med.or.jp/
大正製薬 商品情報サイトhttps://brand.taisho.co.jp/

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