2019.11.13UP
ずっと使える、愛しのキッチンツールたち ~キッチンバサミ~
調理時に食材を切ることを考えたとき、まっさきに思いつくキッチンツールといえば包丁ですよね。
でも、包丁だけではありません。キッチンバサミもとても便利な道具の1つです。
海外ではまな板をあまり使わずにナイフやキッチンバサミを主に使って調理をする国もあり、海外のキッチン映像がテレビで流れると、日本との違いに驚かされます。
我が家ではもちろん包丁&まな板はよく使いますが、キッチンバサミもかなりの頻度で使います。
長年愛用しているのが、ドイツ製キッチン用品ブランド「ツヴィリングJ.A.ヘンケルス」のクラシック料理バサミ。持ち手部分が鮮やかなオレンジでコーティングされている料理バサミなのですが、かなりの頻度で使っているうちにコーティングがはがれてきたので取ってしまいました。
使い始めてからかれこれ15年ほど経ちますが、切れ心地は今も変わらないままです。
キッチンバサミをお持ちのご家庭は多いと思いますが、使用頻度はそこまででもない場合も。お料理教室で調理にキッチンバサミを使うと、「キッチンバサミ?」と驚かれることもあります。
骨付き肉を骨ごと切り分けたり、切込みを入れたり、包丁では切りにくい脂身を切り落としたり、お肉の筋切にも使えます。
お魚を骨ごと切るのもお手の物。
例えばイワシのように柔らかいお魚を下準備するとき。
頭を落とす→おなかを割いてはらわたを出す→食べやすい大きさにカットする
この一連の流れをすべてキッチンバサミで完結することができます。
まな板を汚すほどでもない野菜の下処理もできますし、鍋の中の食材を直接細かく切ることだってできます。
しらたきやワカメなど、長いものを包丁で切ろうと思うと、まな板にうまくのらなかったり、ずれて長さがバラバラになることがありますよね。そんな時も、持ち上げた食材をキッチンバサミでザクザク切るととってもラク。
トマトのホール缶の中にそのままキッチンバサミを入れてトマトをカットしたり、鍋の中の食材を小さく刻むことも手軽にできます。
袋を開ける、海苔を切る、いつもの使い方だけでなく、さまざまなシーンで使い分けできるキッチンバサミ。ぜひこの機会に使ってみてください。
出典:「プロに教わる選び方・つきあい方のいろは 台所道具の本(主婦の友社)」