2019.11.13UP
秋の夜長のお供
昔から「秋の夜長」と言う言葉があるように秋の夜は長く、また気候的にも過ごしやすく、つい夜更かしを楽しみたくなります。読書の秋、芸術の秋と言われる通り、読書にふけってみたり、映画を観たり、または趣味の手仕事をしたり、想像するだけでも夜時間が楽しみになりますね。
夜更かしの天敵であり、でも楽しみなのが“お供”の存在。「小腹が減ったな……」と夜が更けるにつれて口さみしくなってくるものです。どんな食べものを選ベば体に負担がかからないか?今回は秋の夜長を10倍楽しむ方法をお届けします。
まずは飲み物。寝る前はカフェインが多く含まれている飲み物は避けましょう。カフェインは興奮抑制作用をブロックし、脳を興奮・覚醒させる作用があります。よく飲まれる飲料に含まれるカフェイン量を多い順に挙げていくと、玉露、エナジードリンク、コーヒー、紅茶、烏龍茶、ほうじ茶になります。夜のお供としてオススメしたい飲み物は、気持ちを落ち着かせる効果が期待できるハーブティーのほか、ルイボスティーなどのノンカフェインティー、体を温めてくれる生姜湯や葛湯ホットミルクです。ただし、就寝前にたくさん飲むと睡眠の妨げになりますので注意しましょう。疲れを癒し、心をゆるゆると解きほぐしてくれるような飲み物を見つけてみてくださいね。
次はちょっとした食べ物。言わずもがな就寝前に食事を摂るのは、胃に負担がかかる上に、夜は代謝が抑制されているため太りやすくなってしまうので基本的に夜に食べることはオススメしません。とはいえ、秋の夜長を素敵な時間にするために少しの“お供”をつまむのは、ストレスを軽減させ、癒しを与えてくれるのではないでしょうか。具体的にどのようなものを食べたら良いかというと、「消化の良いもの」「脂っぽくないもの、」「温かいもの、」「水分の多いもの」です。ファストフード、スナック、アイスクリーム、大量のチーズはNGです。
そこでオススメしたい夜のお供が、少量の果物やビスケット。1欠片のチョコレートもOKです。ここでのポイントは「少しだけ」。それをお気に入りのホットドリンクと一緒にゆっくりと楽しむのです。甘いもの以外をご所望の場合は、昆布茶、具なしの味噌汁が良いと思います。心に安らぎを与えてくれるような香りの良いものを選んでくださいね。温かい飲み物や汁物の湯気には、その湿度と香りによる究極の癒し効果があります。
今回レシピに提案したドライフルーツのスパイスコンポートは、少量でも満足度が高く、作り置きもできますよ。ドライフルーツは糖分が多く食物繊維も豊富なので夜食には不向きですが、存在感があるので少量でも気分が満たされると思います。さらに、シナモンには体を温める効果や冷えからくる痛みを和らげてくれる効果が、カルダモンには気の巡りを良くして胃腸の機能を整え消化を促進しお腹に溜まったガスを取り除く働きがあると言われています。クローブがお腹を温め、白ワインの高貴な香りが気分を満たしてくれるコンポートですからヨーグルトとの相性も良く、冷たくないヨーグルトに合わせてみるとより食べ応えが出ますね。
ドライフルーツのスパイスコンポート
<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>
やらなければならないことをささっと片付けて、素敵な秋の夜長時間を確保しましょう。