2021.7.27UP
代替肉に留まらない、豆食の魅力
ここ数年で、新しい形の豆製品を見ることがぐんと増えました。
代表選手は、大豆ミート。
商品が出始めはおいしくないものが多かった印象ですが、メーカーさんの努力のおかげで、今出回っているものはずいぶんおいしいものが増えました。
日本人と豆食
和食には豆が欠かせません。
調味料でいえば、しょうゆやみそは大豆からできていますし、納豆や豆腐も大豆製品。和菓子で使われるあんこは小豆、青えんどう、白いんげんなどから作られます。おせちには黒豆を食べますし、常備菜としてひよこ豆や五目豆を煮たり、日本人の食卓には昔から豆がよく上っていました。
世界の豆
世界を見渡してみると、豆を食べる国はたくさんあります。特にインドは、宗教上肉を食べない人が多いので、豆は貴重なたんぱく源となっています。インドカレーのお店に行くと、豆のカレーは定番でメニューに必ずあると思います。また、小麦粉の代わりとしても豆が使われており、ひよこ豆を粉にしたベサン粉は揚げ物の衣やスイーツの材料などに使われています。
新しい「豆食」の形
ここ数年で目立つのは、昔から食べられていた食べ方ではなく、ある時は肉、ある時は主食に姿を変える豆。
その中でも大豆ミートは、かなり一般的に売られるようになってきました。高たんぱく低脂質、価格が安定しているなどの魅力があります。そら豆から作られた代替肉も食べたことがありますが、下味がしっかりついている商品もあり、これがなかなかおいしくて驚きました。
そして最近食べて面白いと思ったのが、100%豆由来のパスタ。かみしめると豆のやさしい味わいが楽しめるのですが、パッと見や食べた感じ、満足感に至るまでパスタのそれとよく似ています。糖質を抑えながらもお腹を満たしたい、栄養をきちんと摂りたいという方にはとてもうれしい商品です。
大豆ミートが出始めたときは、「健康のためだから」という理由で食べるものだったと認識していましたが、最近は「味がおいしいから」という理由でも豆製品を選びたくなる魅力的な商品が多く出てきました。新顔の豆由来食品、食べたことがないという方は、ぜひお試しください。保存性が高いものも多いので、ローリングストックにもおすすめですよ!
参照:農林水産省HP
オフィシャルメンバー:戸根みちこ