2026.11.2UP
11月24日は和食の日。ユネスコ無形文化遺産にも登録された和食の魅力を見直そう
11月24日は「和食の日」。2013年12月には「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界からも注目される日本の食文化となりましたが、改めて「和食の魅力」とは何でしょうか。このコラムでは、身近な食文化でもある和食の良さについて紹介します。
「和食の日」とは?
毎年11月24日は「和食の日」。これは、「いい(11)に(2)ほんしょ(4)く」と読む語呂合わせから、一般社団法人和食文化国民会議が制定したものです。秋も深まり、食材がおいしく感じられる11月。旬の食材を味わいながら、日本の食文化について改めて考えるにはぴったりのタイミングです。
このユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」は、寿司や天ぷら、みそ汁といった個々の料理だけを指すのではありません。これまで日本人が育んできた食に関する知識や習慣、文化などを含む食文化そのものを指しています。自然を尊重する日本人の食に関する習わしが、世代を超えて受け継がれてきたことが評価されているのです。
旬を味わうのも和食文化
この和食の魅力を語るうえで欠かせないのが「季節感」です。春にはたけのこ、夏にはなすやトマト、秋にはきのこやさつまいも、冬には白菜や大根など。その時季ならではの食材を取り入れることで、食卓を通して季節を感じることができます。旬の野菜をみそ汁に入れたり、焼き魚に添えたりするだけで、食事を通して季節を感じる。そんな小さな習慣も、和食文化を楽しむ方法のひとつです。
和食の基本は「一汁三菜」?
和食について調べていると、「一汁三菜」という言葉を目にすることがあります。この一汁三菜とは、ごはんなどの主食に、汁物、主菜、副菜を組み合わせる献立の考え方ですが、「毎日必ず一汁三菜を用意しなければならない」というわけではありません。仕事や子育てなどで忙しい日は、ごはんと具だくさんのみそ汁、主菜を組み合わせるだけでも、和食を楽しめます。時間がない時は、冷凍野菜やカット野菜を活用するのも立派な工夫。和食を日々の食卓に取り入れる際は、決まった形を毎日再現するのではなく、いろいろな食材を組み合わせながら、無理なく食卓を整えることも大切です。
和食が健康的といわれる理由
和食が健康的な食生活につながるとして注目される理由のひとつが、さまざまな食材を組み合わせる食文化にあります。ごはんを主食に、魚や肉、豆腐などを主菜にし、野菜やきのこ、海藻などを副菜として取り入れる。さらにみそ汁などの汁物を添えることで、多様な食品を組み合わせやすくなります。もちろん、和食なら何を食べても健康的というわけではなく、塩分の摂り過ぎなどには注意したいところ。主食・主菜・副菜を組み合わせ、さまざまな食材をバランスよく食べることが大切です。「和食だから健康」と決めつけるのではなく、和食に根付いた食材の組み合わせや季節感を、普段の食生活に生かす。それが、和食を楽しみながら健康的な食習慣を考えるポイントです。
そうした中での「和食の日」は、凝った日本食を作る日ではありません。いつものごはんに旬の野菜を一品加える。みそ汁にきのこや根菜をたっぷり入れる。夕食の主菜を魚にしてみる。豆腐や納豆などの大豆製品を取り入れる。特に11月は、白菜や大根、きのこ、れんこんなど、温かい料理と相性のよい食材が豊富です。「最近、野菜が足りているかな?」「旬のものを食べているかな?」「今日は家族とゆっくり食卓を囲もうかな?」そんなふうに、いつもの食事を少しだけ振り返る日にしてみてはいかがでしょうか。日本で昔から受け継がれてきた和食の知恵を、ぜひ毎日のおうちごはんに取り入れてみてください。
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