ほっこり美味しく癒されたい、おふくろの味に仕上げるコツとは?

栄養価の高いスーパーフードや、脂質や糖質を意識したヘルシーフードが健康志向とともに高まる中、改めて見直されているのが「おふくろの味」。子どもの頃に食べた、どこか懐かしい記憶の味に、ほっこり癒されると注目を集めつつあるのだとか。

今回のコラムでは、「Your Momʼs Cooking in Tokyo」をコンセプトとして、おふくろ料理で心と身体を温めてくれるカフェ「REISM STAND」の店長小川さんに、家族の健康や栄養のバランスを考えたおふくろの味についてお伺いしました。

なぜ人は「おふくろの味」に癒されるの?

一流のシェフが手掛ける高級料理は最高に美味しい。でも、幼い頃に慣れ親しんだお母さんの家庭料理は、どこかホッとする安心感や癒しがあります。

なぜ、母親がつくった料理に安心感や癒しを感じられるのか?

実はこの「おふくろの味」には母親からのメッセージが込められているという理由があると言われています。誰のためでもない自分のためにつくってくれた愛情たっぷりの料理だと感じると、より美味しく感じるのだとか。

相手を喜ばせたい、美味しいと言ってもらいたい。そんな母親の想いが込められた料理だからこそ、今も昔も「おふくろの味」が支持されるというわけです。

初心者にオススメ!手軽にできる「おふくろの味」は?

おふくろの味をつくってみたい!と思っても、何からチャレンジしたら……と迷ってしまうなら「おばんざい」から始めてみるのがおすすめ。おばんざいと聞くと京料理をイメージしますが、元来は京料理に限らず、一般家庭で作られてきたお惣菜のこと。東京で味わえるおふくろの味をコンセプトにした「REISM STAND」では、おばんざいとして身体を冷やす食材であるごぼうの代わりに、黄人参と赤人参と2種類の人参を使用した「二色の人参のきんぴら」が男女問わず人気とのこと。身体にやさしい「きんぴら」をつくるポイントをお聞きしました。

■ごぼうの扱いが難しいなら2色人参で!

皮むきやアク抜きなど意外と下準備が大変なごぼうはちょっと面倒……という人は、赤と黄の人参を使うと◎。食感が硬めの黄人参は、皮付きでそのまま使用することで、ごぼうに近い食感を演出してくれます。

■切り方を変えてお好みの食感に

シンプルなのに、実はアレンジしやすい「きんぴら」。繊細な口当たりにするなら丁寧な細切りに、歯ごたえを残すなら乱切りにするなど、切り方を変えて食感を楽しんでみてくださいね。

■調味料で家庭の味付けを

きんぴらの基本調味料は醤油・砂糖・みりん・ごま油。少しずつ分量を変えて、自分好みの味付けを見つけていくと料理の楽しさも出てくるはず。唐辛子や炒りゴマなど、さり気ないプラスでも見た目・味の印象がグッと変わります。

秋野菜が美味しいこれからの季節。食欲の秋で食べ過ぎてしまった……なんて人も、おふくろの味で心と身体をほっこり癒してみてはいかがでしょうか。

取材協力:REISM STAND

東京都渋谷区鶯谷町6-6グリーンハイツ鶯谷2F

OPEN:11:00-23:00

https://www.re-ism.co.jp/reismstand/

※写真:二色の人参のきんぴら/480円(税抜)

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