「インスタ映え」という言葉が市民権を得て数年が経ちます。SNSをのぞくと、オシャレな写真の数々。料理やスイーツの写真もその類に漏れず、素敵な写真が日々アップされています。
それらの写真から見えてくるのが、昨今のお皿のトレンド。お皿がイマドキのデザインになるだけで料理がぐっとオシャレに感じられたりするから不思議なもの。今回は、そんな最近のお皿のトレンドをご紹介します。
北欧系
人気の北欧系で特にメジャーなのはイッタラやアラビアです。
◇イッタラ
フィンランドを代表する食器ブランド。機能性と耐久性に優れながらも飽きの来ない洗練されたデザインが人気です。なかでも人気なのが「ティーマ」というシリーズ。サイズ違いの食器がうまく組み合わせられたり、色のバリエーションが多く、発売から60年以上経った今でも人気の王道シリーズです。
◇アラビア
同じくフィンランドのブランド。白地に青の模様や大胆な花柄が人気のアラビア。そこにあるだけでテーブルを華やかに見せてくれるような存在感と扱いやすさが人気のロングセラーです。
伝統の焼き物
伝統的な日本の焼き物も、伝統的なデザインだけでなく最近のトレンドに合わせた商品を出す窯元さんが増えてきて再注目されています。
◇美濃焼
岐阜の東濃地域で作られている伝統的な陶磁器である美濃焼。様々なデザインと日常に使いやすい頑丈さが人気で、昔からご家庭で多く使われている焼き物です。この中で最近注目されているのが、作山窯という窯元さんが出されている「SAKUZAN」というシリーズ。
マットな質感とパステルカラーのバリエーションが目に優しく、和洋中華、料理からデザートまで乗せるものを選ばずに使える食器です。
◇有田焼
日本を代表する有名な有田焼。佐賀の有田町で作られている磁器で、白と紺の色と柄の組み合わせが印象的な焼き物です。この有田焼の伝統を残しつつ、現代的なデザインを取り入れているのが「1616/arita japan」。手ごろな価格で有田焼が手に入ることに加え、料理を引き立てるシンプルなデザインやすっきりした白が大人気。海外からの評価も得ています。有田焼の印象とはまた一味も二味も違う、柔らかなカラーのあるシリーズも人気です。
◇波佐見焼
長崎県の波佐見町というところで作られている陶磁器の波佐見焼。丈夫で手ごろな大衆向け食器として広く使われています。丈夫で使いやすいという特性はそのままに、しっかりとした色味と高いデザイン性で人気になっているのがHASAMIシリーズ。北欧系にも通じるデザインです。
https://store.hasamiyaki.jp/shopbrand/hasami/
どこでお皿と出会えるの?
◇陶器市
お気に入りの陶磁器が一堂に会するのが陶器市。各焼き物の地域では、年に1、2回陶器市が開催されているところがほとんどです。春と秋の連休に開催されるところが多いので、気になる焼き物の陶器市を狙って秋の旅行を企画するのも楽しいですね。
◇ネットショップ
最近はネットショップも充実してきました。お気に入りの窯元さんの直営オンラインショップで買うのが品質的にも安心。近くに店舗がなくても買えるのは嬉しいですね。
◇テーブルウェアフェスティバル
年に1回、東京で開催される国内最大規模のテーブルウェアの祭典。カジュアルからラグジュアリーまで、テーブルセッティング含め学べる場所です。様々な商品を手に取って購入することができます。
お皿は一気に揃えるのは難しいかもしれませんが、お気に入りを見つけて少しずつ集めていくのも楽しみのひとつ。この秋、お気に入りの1枚を探してみてはいかがですか?