2019.12.24UP
いまどきおせちの楽しみ方
お正月といえばおせち。
10月頃からデパートでは、おせちの予約が始まります。
おせちとは元来、お正月の三が日に日持ちするよう作られているもの。普段から料理を作っている主婦の方々が、三が日は台所に立たなくていいようにとの目的があったためです。
また、数の子は子孫繁栄、田作りは豊作祈願といったように、おせち料理にはそれぞれ意味があり、縁起物が詰まっています。
そんなおせち料理も、少しずつ形を変えてきている昨今。
家にこもって三が日におせちを食べることも少なくなり、三日目には「カレーが食べたい!」と言い出す家族が出てくることも。今日では、年末年始に営業をしているスーパーも多いので、がんばって作り置きしなくても新鮮な食材を買うことができます。
ですので、伝統的なおせちのようにお重を何段も重ねて定番料理をしっかり作って、というところから解き放たれて、いまどきのおせちを楽しみませんか?
家族の好きなメニューは手作り&たくさん
数の子、伊達巻、いくら、牛のたたき。
家族の好きなものはご家庭によってそれぞれですね。
お正月のめでたいときを家族全員でお祝いできるよう、好きなメニューを遠慮なく取り入れてみてください。
市販品もうまく活用
定番おせち料理の中には、家族があまり好きでないものもありますよ。がんばって作ってもあまり食べてもらえなかったら寂しいもの。とはいえ準備しないのもちょっと…という場合は、市販品をうまく活用してみてください。おせちのセットでなく単品でも売られています。家族みんなが食べるわけではないけど、形だけでも置いておきたいという料理は、市販品を取り入れてみましょう。
盛り付けに一工夫
田舎に帰って大勢でおせちを囲む、というご家庭がある一方で、家族だけでおせちをいただくというご家庭も増えていますよね。ですが、ひと家族だけだと準備をしても残りがち。
華やかさを保ちながらも食材を無駄にしないためにおすすめしたいのが、ワンプレートに盛り付けること。黒や赤の漆器があれば、ぜひ使ってください。洋食器でも、金や銀の華やかなものを使うと、ハレの日にふさわしい盛り付けができます。それらがないという場合は黒や白のシンプルなお皿を使い、和柄の紙をランチョンマットとして使うと雰囲気が出ます。
おススメレシピ
コレがあると華やかで食べ応え抜群!おすすめレシピを2つご紹介します
◇松風焼き
鶏ひき肉を練ってケシの実を乗せて焼いたもの。縁起のいい扇型に切っていただきます。マルチグリルを使うと、オーブンを温める手間がかからず簡単に仕上がりますので手作りおせちの一つにおすすめです。
◇牛肉のたたき
テーブルの中心にあると華やかでハレの日感がぐっと高まる牛肉のたたき。ローストビーフと似て非なるところは、中はお刺身のようにレアな状態で食べること。火力の強いマルチグリルを使えば、全体を短時間で焼くことができます。表面を焼いたら汁に漬けて待つだけ。忙しい年末にも簡単に準備のできるおすすめの品です。
いかがですか?
がんばりすぎないおせち、お試しくださいね。
参照:なし