おしゃれFOODIEがいく〈糖質オフ〉

FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちを指します。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化を作り出す未来も、そう遠くはありません。

そんなFOODIEが注目する新しい食文化について、今回のキーワードは「糖質オフ」をお届けします。

自粛生活の中、体を動かすことが減ってしまい、さらに家にいるためにつまみ食いやチョイ食べが増え、「コロナ太り」をしてしまった人が多いようです。その為、ダイエットを考える人が増え、近年流行りの「糖質オフ」が再び脚光を浴びているようです。

そもそもなぜダイエットに糖質が関係あるかというと、糖質は体内に取り込まれると「ブドウ糖」に変わり、血糖値が急激に上昇します。するとインスリンが分泌され、肝臓や筋肉にブドウ糖を取り込みます。糖質を過剰に摂った場合、血中にブドウ糖が余ってしまい、それが脂肪として蓄えられてしまうのです。糖質の少ない食事を摂ると、血中のブドウ糖濃度は低く保たれ、インスリンが分泌されません。身体のエネルギー源であるブドウ糖が不足すると、備蓄である脂肪を分解してエネルギー源として使い始めるのです。糖質を減らすことで、体内の脂肪を燃やすメカニズムなのです。

では、糖質とは何を指すのでしょうか。糖質とは「炭水化物」から「食物繊維」を引いたものです。糖質というと、砂糖や米・パン・麺を思い浮かべますが、他にも芋類・根菜類・とうもろこし・トマト・焼肉のたれ、めんつゆ、ドレッシングなどの市販の調味料・
スナック菓子や甘いお菓子・小麦粉とその加工品・ドライフルーツ・市販のジュース…と糖質を多く含む食品はたくさんあります。低糖質の目標摂取量は1食20~40g、デザートは10g以下。1日70~130gです。糖質を完全オフにして全く摂らないというのは、身体に負担がかかってしまい健康に支障をきたします。「ゆるい」糖質制限が、今はちょうど良いようです。

実際に糖質を制限した食事を摂ると、まず生きていく上で必要なカロリーが足りなくなってしまいます。そこでたんぱく質と脂質、ビタミン・ミネラルの摂取が大切になるのです。肉・魚・卵はアミノ酸スコアも高く、優秀なたんぱく質です。肉は脂肪の少ない部位を選びましょう。魚の脂はオメガ3を含むので、イワシ・さば・サンマ・アジなど青魚を積極的に食べましょう。また、水分不足や便秘になりやすいので、水分は気を付けて多めに摂ってください。同じく、野菜や海藻は上限なくたっぷり摂りましょう。大豆粉やおからパウダー、ラカントなどの低糖質食の味方を使いこなすのもオススメです。

糖質オフの食事は、食事内容が貧相になることはありません。脂肪分の少ない肉や、野菜をたくさん食べると、おのずと噛む回数も増えます。噛む回数が増えると満腹感も得られやすくなるので一石二鳥ですね。

糖質オフは様々なダイエット法の中でも、続けやすい方法だと思います。正しい知識を身につけてから、糖質オフダイエットを始めてはいかがでしょうか。

 参考
「ロカボ」
「一生やせぐせがつく 糖質オフ 555レシピ」主婦の友社

(オフィシャルメンバー:滝野香織)

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