名古屋発祥って知ってる?評判の高い台湾まぜそばと台湾らーめんの魅力

デパ地下やスーパー、コンビニなどのお惣菜コーナーや冷凍食品コーナーで見かける頻度が増えている「台湾まぜそば」や「台湾ラーメン」。クックパッドなどの料理アプリやSNSでもレシピが投稿され、おうちごはんで作ってみたという方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、台湾ではなく「日本発祥」とされている台湾まぜそばと台湾ラーメンの由来とおすすめ店を紹介します。

台湾ラーメンは「まかない」だった!

ご存知の方も多いと思いますが、台湾ラーメンの元祖は名古屋にある台湾料理のお店「郭 政良 味仙(みせん)」です。1970年代に味仙のオーナーが、台湾本国の担仔麺(タンツーメン)をベースに、独自の味でアレンジしたのがスタート。当時は従業員に出していた「まかない料理」だったそうですが、独特の辛さを持つ秘伝の台湾ミンチとニラ、ネギ、もやしを中太麺とからめて食べる美味さが評判を呼び、常連さんにも提供するようになったのだとか。そこから評判が広まり、お店のメニューに昇格したそうです。

美味しさはもちろん、通常の坦々麺よりもカロリーが低いこと、激辛ブームがあったことなど、さまざまな要因が重なり、台湾ラーメン=名古屋名物として今日では知られています。現在、味仙は名古屋だけでなく東京にも進出しており、テイクアウトやUber Eatsの対応もあります。また、味仙に続く第二、第三の台湾ラーメンも続々と登場しており、岐阜県にある「台湾らーめん大吉」では、極太平打ち縮れ麺と門外不出の激辛旨ミンチ具を極上スープにからめて食べる美味しさから、連日行列が絶えない人気ぶりなのだとか。オンラインショップでも完売して再販待ち状態…ということもあるそうですよ。

台湾まぜそばのヒントは「台湾ラーメン」だった

台湾ラーメンと同じ名古屋を発祥とする台湾まぜそばの始まりは「麺屋はなび高畑本店」でした。すでに広まっていた台湾ラーメンを汁なしバージョンで提供したところから口コミで評判が広がり、台湾まぜそばが注目を浴びていきます。

現在この麺屋はなびは、名古屋をはじめ、東京や京都など各地に店舗を構え、海外にも進出。マレーシアのクアラルンプール店や韓国のソウル店、アメリカのロサンゼルス店と世界に向けて発信しています。

さらに今年1月には、麺屋はなびが監修した食品をファミリーマートで販売開始。「麺屋はなび監修 台湾まぜそば風肉まん」「麺屋はなび 濃厚海老味味噌ラーメン」「ベビースターラーメン丸麺屋はなびまぜそば味」がネット上でも話題になりました。



辛さと旨味が凝縮された名古屋発の台湾ラーメンと台湾まぜそばは、食欲を掻き立てるとともに、辛さで汗を掻くことで皮膚表面の熱が放熱され、体温が上昇しないように調整する働きが期待できます。暑い時期にもぴったりの食ですので、ぜひ試してみてくださいね。




参考:台湾らーめん大吉 https://www.taiwanramen-daikichi.com/

   郭 政良 味仙 https://www.misen-ganso.jp/misen/

   麺屋はなび https://www.menya-hanabi.com/

タグ

    オススメコラム・特集

    このコラムに関連するコラム