二十四節気に合わせて心と体を整える“小寒”

二十四節気(にじゅうしせっき)を意識しながら、自分の内側に耳を傾け、自然の流れに沿った食事を通じて、健やかで彩り豊かな毎日をおくる。

第112回は「小寒(しょうかん)」です。

1月5日~1月19日頃、お正月休みも終え、日常が戻る頃。「寒の入り」と呼ばれるこの時期から寒さが本格化します。

 

そんな今回のテーマは「おせちは飽きる??」です。

昔に比べ、おせち料理を手作りしようという家庭は減りつつあります。デパートや料亭の高級おせちやスーパーマーケットで注文できるおせち、1品110円のおつまみ感覚で購入できるおせち……。おどろくほど柔軟な形でおせち料理は進化していますよね。

おせち料理は、保存性を高めるために砂糖を大量に使い、味付けは濃い目、そしてしっかり火を通す料理です。そもそも昔のお正月は、商店が休むというのは当たり前。そして正月は煮炊きしてはならない風習もあったとされています。ところが現在は、元日からコンビニエンスストアは営業していますし、年始から営業している外食チェーン店も多く見かけます。そうした時代背景もあり、昔ながらのおせち料理を作る必要性がなくなってきた部分はあるでしょう。

年神様に供えるため、または行事食としての意味合いが強いこともあり、食べきりサイズが人気のようですが、それでもおせち料理に付きまとう課題といえば、“飽きてしまう問題”。

人によってそれぞれですが、1月2日にはもうおせち料理は飽きてしまうという方も多いのではないでしょうか。そのような中で何を食べるのか、だれが用意するのかと考えるのは少々面倒でもあります。

そこでご提案したいのが「おせち料理に飽きたら食べたいもの」の用意。おせちに飽きたら食べたいものをまとめてみました。

 

「飽きたら食べたいものランキング」

1位 ラーメン

2位 焼肉

3位 カレー

4位 ハンバーグ・ステーキ 

5位 中華料理 

6位 ピザ

7位 フライドチキン・唐揚げ

8位 パスタ

10位 寿司  

このようなランキングを見ると「確かに…」とうなずいてしまいますよね。ランキングに入っている料理はお子さまの好きなものも多いので、ぜひ参考にしてみてください。

調理して冷凍しておくのはもちろん、最近では冷凍食品でも購入できます。一度違う料理を挟むと、またおせち料理に戻れるケースもありますので、飽きそうと予想されている方におすすめです。

おせち料理は準備に時間がかかる割に、飽きられてしまいがちなお正月料理。

おせち料理を食べないという選択肢もありますが、それでもおせち料理がなくならないのは、日本人の中にある“神様”を大切にしているからではないでしょうか。新しい年をお祝いする行事食ですので、イヤイヤではなく美味しくいただきましょう。



参考:「KUFURA」HP

オフィシャルメンバー:滝野香織

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