火、使いこなせてますか?

ノーリツ製のコンロと言えば、ガスコンロ。熱源は『火』。

こちらのコラムをご覧いただいた方の多くが、IHでなくガスコンロを使われているかと思います。

料理のたびに使う『火』。あまりに身近な存在だけに、使いこなそうなんて考えることもないかもしれません。でも、『火』はとても大事なんです。



火加減はとっても大事

最近のコンロはかしこく便利。

火の強さは目盛りを見れば一目瞭然です。

では、皆さん「弱火」「中火」「強火」の定義はご存知ですか?この機会にぜひ覚えてみてください。

弱火:火の先端が鍋から離れている

中火:火の先端が鍋底にちょうど付くくらい

強火:火の先端が鍋底全体に当たるくらい

上記がそれぞれの火加減の目安です。ご自身で

使用されているコンロの火加減はどうかな?と、一度目視で確認してみることをおすすめします。



使う鍋やフライパンに適した火加減を

鍋の材質によって、得意な火加減も変わります。

例えば、コーティング加工がされたフライパンは高温を好みません。なぜなら

強火で空焚きをするとコーティングがダメになりやすいからです。




反対に、ステンレスフライパンは余熱でしっかり温めないとうまく使うことができません。

4分くらい中火で空焚きしてから使うとおすすめです。

そして圧力鍋を使うときは、圧力がかかるまで強火にするのが鉄則。

弱火で加熱しても圧力がかかりません。

このように、フライパンや鍋の種類によって火加減は変わります。

よく使う調理器具は、きちんと説明書を読んで理解しておくことがとっても大切。

使いにくいフライパンだなぁなんて思っていたら、実は火加減が最適でなかった…なんてこともありますよ。



「あぶる」は火だけの特権です

火に当てて軽く焼く「あぶる」という方法。

メインの調理法ではありませんが、例えばのりを使いたいとき、ほんの一瞬あぶるだけでのりの香りがフワっと立ち、パリパリ感がよみがえります。

また、お刺身をさっとあぶるのもおすすめ。

柵の状態のお刺身に金串を刺して、焦げ目がつくまでさっとあぶってみましょう。氷水に取ってから水気をよく拭き取り、お刺身をカットすると、

お店で出てくるようなあぶりの刺身を、特別な道具なしにおうちで作ることができます。

ちなみに、コンロには安全装置がついています。あぶり調理をするときは

「あぶり高温炒め」ボタンを3秒長押ししてから使ってくださいね。

上手に火を使いこなして、さらにおいしい料理を目指してください。



参照:なし

オフィシャルメンバー:戸根 みちこ

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