睡眠の質を高めるコツ

秋の夜長。

一年で一番日の短い時期になってきました。

毎日気持ちよく眠れているでしょうか?

今回は、過ごしやすいこの時期におすすめしたい「気持ちのいい睡眠」をとるためのコツをご紹介します。

サーカディアンリズムと光の関係

生物が持つ約24時間周期の生体リズムは、『サーカディアンリズム』と呼ばれています。人が本来持ち合わせている体内時計は24時間よりも少し長く、これを24時間のサーカディアンリズムに合わせるために大切なのが光です。

朝すっきり目覚めるには、太陽の光もしくはそれに相当する光を浴びるのが効果的。昼間にしっかり光を浴びると、メラトニンと呼ばれる睡眠ホルモンが多く分泌されます。逆に、白い強い光を夜に浴びてしまうと体内時計がくるい、寝つきが悪くなってしまうことも。夜は暖色系の照明で少し暗めにしてあげると自然と寝つきやすい環境を作ることができますので、ぜひ試してくださいね。

NG習慣

ついやってしまう習慣は、あなたの良質な就寝を妨げていることがあります。

・就寝前スマホ

 スマホから出るブルーライトは体内時計の睡眠と覚醒のリズムを乱してしまいます。

就寝1時間前にはできるだけスマホはいじらず目を休めてあげましょう。

・ベッドでくつろぐ

寝る前はベッドで読書をしたり寝ころびながらテレビを見てしまいがち。けれども、寝る以外の目的でベッドにいる時間が長くなると、「ベッドは寝る場所」と頭が認識しにくくなります。読書やテレビはベッド以外の場所で行い、眠るときにだけベッドに行く、このリズムをつくることで、体が自然と睡眠に入りやすい環境を作ることができます。

・寝る前の飲酒

 お酒を飲むとよく眠れると言う方もいますし、 書いている私自身も就寝前にお酒を飲むことが多いのですが、実はこれ、良質な睡眠のためにはNG行為です。アルコールを飲むことで寝付きはよくなりますが、睡眠が浅くなり明け方の睡眠を妨げてしまいます。

飲み物で睡眠導入

ホットミルクを飲むと眠りやすいと聞いたことはありませんか?

子どもが眠くなってくると、体がポカポカ温かくなってきます。

これは大人も同じで、一度上がった体温が下がるときに眠気が来るのです。

なかなか眠れないという方は、体の温まる飲み物を飲むのがおすすめ。

温めたミルクにスパイスがたくさん入ったチャイティーは体を温めてくれます。

牛乳に含まれるカルシウムが交感神経の働きを抑え、一日の終わりにリラックスさせてくれるでしょう。また、牛乳に含まれるトリプトファンという成分からはセロトニンと呼ばれる鎮静作用のある脳内物質が生成され、その影響でメラトニンとが分泌されます。このように、一日の終わりに最適なホットミルクにスパイスの香り、効能が加わったチャイティーは体を温めてリラックスをするのに最適なのです。

チャイティー

チャイティー

<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>

よく眠れない方、NG習慣をしていませんか?

毎日の習慣を少し見直して、気持ちのいい眠りを手に入れてくださいね。

参考資料:

厚生労働省 e-ヘルスネット

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