おしゃれFOODIEがいく〈口内世界旅行~ジョージア~〉

FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちを指します。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化を作り出す未来も、そう遠くはありません。そんなFOODIEが注目する新しい食文化について、今回のキーワードは「ジョージア」です。

世界が移動を制限し、気軽に旅行を楽しめなくなってからもう随分経ちました。年が明けてからもウイルスは落ち着くことなく猛威を振るい、まだまだ外食も旅行も思いっきり楽しめる状況ではありません。そこで提案したいのが「口内世界旅行」!おうちで世界の料理を作って、旅行気分を味わいましょう。

 第5回は “ジョージア”。ジョージアという国をご存知の方は、もしかしたら少ないかもしれません。なんと日本人の99%が行かない国とも言われているそうです。1991年ソヴィエト連邦(現ロシア)から独立し、国名はグルジアから2015年にジョージアに変わりました。場所はトルコの上で、ロシアの下、というイメージです。大相撲力士 大関「栃ノ心」はジョージア出身力士として有名ですよね。

ジョージアの食事は、日本人の口に合うと食いしん坊の間では知られています。某有名牛丼チェーン店がジョージアの代表的な煮込み料理である“シュクメルリ”をメニューに出したことで私はジョージアを知りました。ジョージアは中国とヨーロッパの交易、シルクロードの途中に位置するので、様々な国の食文化が混ざり合っています。エスニックなスパイスやヨーロピアンなハーブが多く使われていて、コーカサスの山岳地域の食文化と融合し、独自の食文化になったそうです。

なかでも前述にあるシュクメルリは、日本人の口に合う美味しい料理。シュクメルリは鶏肉をたっぷりのにんにくと一緒にサワークリームやヨーグルトで煮込んだもの。世界一にんにくを美味しく食べる料理と言われているそうですよ。日本でいただけるシュクメルリは、日本人の好みに合わせ油分は控えめ。本場のシュクメルリはアヒージョのごとく油が浮いているそうです。今回はマルチグリルを使って簡単にシュクメルリのレシピを紹介しているので、ぜひ作ってみてくださいね。

シュクメルリのレシピ

にんにくは、入れたいだけ入れてください。口臭と胃もたれが気になるかもしれませんので、予定を見て作ってくださいね。味はとにかくクセになる美味しさです。カリカリに焼いたパンを添えると永遠に食べ続けられるのではないでしょうか…。

シュクメルリ以外には、ヒンカリという小籠包にそっくりな料理もあります。モンゴルがこの地を支配していた頃に伝わったそうです。肉だねにスパイスとハーブが効いていて、スープがたっぷり入っているので小籠包のように食べます。水餃子のように茹でられているので、皮は厚手でもちもち。想像しただけで、もう絶対に美味しいやつですね。

ジョージアのお料理を調べてみると、どれも味の想像が付いて本当に美味しそうです。ジョージアはワインも有名ですし、キリスト教の教会も美しいものが多く、自然も豊か。なかなか行ける場所ではないですが、ジョージアのお料理を食べながら、ジョージアについて調べてみるのも楽しいと思います。



参考  

 「外務省」HP

 「さぼわーる」HP

オフィシャルメンバー:滝野香織

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